石川遼はドライバーの精度欠き『78』 バーディなしの一日に「苦しいショットの連続だった」

<全米オープン 3日目◇17日◇ザ・ロサンゼルスCC ノースC(米カリフォルニア州)◇7421ヤード・パー70>
 
世界で戦うためにロングゲームに課題を置いて2020年からスイング改造を行ってきた石川遼。その成果をぶつけるべく臨んだ「全米オープン」の舞台だったが、3日目はドライバーの精度を欠き、バーディなしの「78」と崩れてしまった。トータル10オーバーは、予選通過者の中で最下位の65位となっている。
この日のフェアウェイキープ率は13ホール中6ホールで46.2%。パーオンも18ホール中7ホールと低く、14番パー5で2メートル強、きょうは81ヤードだった15番パー3で3メートル、最終18番では5メートルのチャンスを迎えるも、最後までバーディパットは沈まなかった。
 
「やっぱりドライバーがちょっとうまくいかなくて、ラフからセカンドを打つことが多くて何回も刻みました。良いところを見つけるのが難しかったなというくらい苦しいショットの連続だった」と振り返る。セカンド以降の200ヤードを超えるショットも「この2年くらいずっと日本で大事にして、伸ばしていこう。伸ばしていこうと思ってやってきたんですけど、さらにもう1つ2つ上の精度を身につけなきゃいけない」と反省を口にする。
 
クラブセッティングでは9番アイアンを抜いて、ウェッジを5本入れるなど150ヤード以内の距離感を磨いてきたが、「この3日間、ショートアイアンが全然思った通りに打てなくて非常に悔しい。全米オープンは1年に1回しかないのですごく楽しみにしてきて、良い状態でゴルフできればなと思ったんですけど、それが1週間できなかった」と、準備してきたはずの大舞台で本来の力が発揮できていない。
 
それでも、大会はあと1日残っている。「本当にやること変わらないし、今日までに感じていることをより鮮明に明確に正確にする1日になる」と、この3年以上の取り組みを、世界屈指の難セッティングで答え合わせしていく。

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