
レスターは16日、マンチェスター・Cのアシスタントコーチであるエンツォ・マレスカ氏が新監督に就任したことを発表した。契約期間は2026年までの3年間となっている。
マレスカ氏はイタリア出身の43歳、現役時代は主にイタリアやスペインのクラブでプレーした。2016-17シーズンを最後に母国のヴェローナでスパイクを脱ぐと、アスコリでアシスタントコーチとして指導者のキャリアをスタート。その後、セビージャやウェストハムなどを渡り歩き、昨シーズンは‟トレブル”を達成したマンチェスター・Cでペップ・グアルディオラのもとアシスタントコーチとして経験を積んだ。
マレスカ氏は「最初の目標は私たちができる最高のパフォーマンスを出すことだ。そこから徐々に私たちのアイデアや哲学を組み立てていければいい。最も重要なことは試合に勝利することだ」とコメント。パルマ以来、自身2度目となるトップチームを指揮する機会に意気込んだ。
レスターは昨シーズン、最終順位18位でプレミアリーグから降格。これを受けて、4月に8試合を残す状況で招へいしたディーン・スミス前監督の退任が決定していた。23-24シーズンのチャンピオンシップ(英2部)参戦を控える中、最短でのプレミアリーグ復帰を目指すレスター。マレスカ氏がどのようなチームを作り上げるかに注目が集まる。