前線補強を目指すミラン、CFの“本命”はマルクス・テュラムか… フリー獲得を画策

 ミランが、ボルシアMG所属のフランス代表FWマルクス・テュラムに関心を寄せているようだ。15日、イタリアメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 2022-23シーズンのセリエAを勝ち点「70」の4位で終え、チャンピオンズリーグ(CL)では16シーズンぶりのベスト4進出を果たしたミラン。来シーズンのさらなる飛躍を目指すロッソネロ(ミランの愛称)は、元スウェーデン代表FWズラタン・イヴラヒモヴィッチの現役引退や、スペイン人FWブラヒム・ディアスのレアル・マドリード復帰を受け、今夏の移籍市場での前線の補強を検討している。

 5月にイタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が報じたところによると、今夏の移籍市場では少なくとも5000万ユーロ(約77億円)以上の補強予算が与えられる可能性が高いとのこと。現在、クラブはセンターフォワード(CF)の獲得に向けた取り組みを強化しており、スタッド・ランスで公式戦通算22ゴールを挙げた21歳のアメリカ代表FWフォラリン・バログンなどへの関心が明らかになっている。

 今回の報道によると、ミランは契約満了に伴うボルシアMG退団が決定しているM・テュラムの動向をかねてから注視。フリートランスファーでの獲得が可能な25歳のフランス代表FWを、CFの“トップターゲット”に据えているという。元フランス代表MFリリアン・テュラム氏を実父に持つことでも知られている同選手は今シーズン、在籍4年目のボルシアMGで公式戦通算32試合に出場し、16ゴール7アシストという見事な成績を残した。

 主戦場とするCFだけでなく、左右のウイング(WG)としてもプレー可能なM・テュラムに対しては、母国の名門パリ・サンジェルマン(PSG)からの関心も明らかになっている。ミランは、給与等の条件でPSGを上回ることができないと理解しつつも、より多くの出場機会の確保が見込める点をアピールし、同選手の獲得を狙っているようだ。『スカイスポーツ』によると、M・テュラム本人は、今後数日中に新天地に関する最終的な判断を下す予定だという。

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