中盤補強を目指すバイエルン、新たにカイセドをリストアップ?…ライス獲得は断念か

 ブライトン所属のエクアドル代表MFモイセス・カイセドに対し、バイエルンが関心を寄せているようだ。14日、ドイツメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 今シーズンはドルトムントとの熾烈な優勝争いを制し、ブンデスリーガ11連覇を成し遂げたバイエルン。しかし、DFBポカールとチャンピオンズリーグ(CL)ではベスト8で敗退。リーグ戦でも勝ち点を取りこぼす試合が目立つなど、不安定さも露呈したシーズンとなった。こうしたこともあり、クラブは今夏の移籍市場での即戦力の獲得を希望。かねてから追い求める一線級のストライカーに加え、中盤にも新戦力を迎えたいと考えているようだ。

 チームを率いるトーマス・トゥヘル監督が、熱烈な視線を注いでいるのが、ウェストハム所属のイングランド代表MFデクラン・ライス。49歳のドイツ人指揮官は、チェルシーを指揮していた当時から同選手に関心を寄せており、今夏の獲得に向けては、直接ロンドンに赴き説得にあたったとも報じられている。しかし、ウェストハムの要求額やライス自身がプレミアリーグでのキャリア継続を希望している点を考慮し、バイエルンは獲得競争からの撤退を決断した模様。13日に行われた会議の結果、方針はすでに決定しており、同選手についてはアーセナルへの移籍が濃厚と見られている。

 これを受け、バイエルンは獲得候補の再選定を進めているという。『スカイスポーツ』のフロリアン・プレッテンベルク記者によれば、新たにカイセドの名前がリストの上位に浮上しているようだ。現行契約を2027年6月末まで残している21歳のエクアドル代表MFだが、ブライトンを率いるロベルト・デ・ゼルビ監督がプレミアリーグ最終節後に「これが最後の試合になると思う。本当に申し訳ない」と発言するなど、今夏のビッグクラブ移籍が既定路線と見られている。すでにアーセナルやチェルシー、マンチェスター・Uなどが同選手の動向を注視。バイエルンも獲得競争に参戦するのか否か、今後の動きには大きな注目が集まる。

 なお、バイエルンはカイセドと並行し、フィオレンティーナ所属のモロッコ代表MFソフィアン・アムラバトにも関心を寄せているという。

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