上白石萌音、流暢なスペイン語披露 “故郷”メキシコでの父との思い出回顧

【モデルプレス=2023/06/15】女優の上白石萌音が15日、都内で開催された特別展「古代メキシコ ―マヤ、アステカ、テオティワカン」の取材会に出席。流暢なスペイン語を披露した。

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◆上白石萌音、スペイン語披露

本展は、「マヤ」「アステカ」「テオティワカン」という代表的な3つの文明に焦点を当て、メキシコ国内とアメリカ以外で初めて公開されるマヤの「赤の女王(レイナ・ロハ)」の墓の出土品をはじめ、メキシコ国内の主要博物館から厳選した約140点を、近年の発掘調査の成果を交えて紹介するもの。音声ガイドナビゲーターを務める上白石は、かつてメキシコで暮らしていたこともあり、スペイン語で「こんにちは。そしてようこそ」と報道陣に笑顔で挨拶した。

展示を鑑賞した感想を聞かれると「本当にいろんな気持ちになりました。ワクワクしたり、恐れのような気持ちを抱いたり。と思うと、ふっと頬が緩むような瞬間があったり。精密な技術に驚いたり。すごく充実した、ワクワクする楽しい時間でした」とコメント。

また「大昔の文明の品々なのに、その向こうに暮らしとか作った人の存在を感じる瞬間もあったり。あと現代とのつながりをとても感じる瞬間があったりして、不思議な気持ちになりながら。そして私はメキシコで暮らしたこともあるので、どこか懐かしさも感じながら堪能させていただきました」と笑顔を見せた。

◆上白石萌音、“故郷”メキシコでの思い出語る

3年間ほど過ごしたメキシコでの思い出を聞かれた上白石は「やっぱり最初に思い出すのは、ピラミッドなんです(笑)。テオティワカンという、メキシコシティの中にある、住んでいたところからも車で少し行けば着くような場所に大きな遺跡があって」と説明。

「今回もフォーカスされている遺跡なんですが、そこに何度も父に連れられて行って。当時はまだピラミッドに登ることができたので、汗をかきながら頂上まで登ったり。あとはその大きさに驚いたり。幼いながらに心をいっぱい動かしながら歴史に触れたことをとても思い出します」と回想した。

また「そのほかにも、メキシコの北の方の遺跡に連れて行ってもらったり。そのたびに、私の父が社会科の教師なので、歴史のことも色々教えてもらったりしていて。なので久々に会えたみたいな感覚もありましたね。今日は」と明かしていた。

展示作品で印象に残ったものを聞かれた上白石は「ふわっとした気持ちになる作品は、結構たくさんあって。どれも表情がとても愛らしいんですよ。出土品に描かれている生き物とか人とかの表情とか体勢とかがすごく絶妙で、シュールだったりして(笑)。そういうところにメキシコの愛嬌をとても感じるなという瞬間がたくさんありました」と返答。

そして身振りを交えながら「こんなに小さい装飾品から、これくらい大きい像まで、とっても丁寧に装飾が施されていて。髪とか自然への畏れとか祈りの切実さがどれほどのものだったのかっていうのが、にじみ出ているような気もしました」と印象を語った。

さらに「やはり一番圧倒されたのは『赤の女王』のマスクで、あの部屋に差し掛かったときは何とも言えない気持ちになりました。学芸員さんのお話によると、これを逃したら今後見ることができないかも知れないくらい貴重なものだということでしたので、ぜひこの機会を逃さずに、その目で見て感じていただきたいと思います」と見どころを明かした。(modelpress編集部)

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