ギュンドアン獲得レースはアーセナルが優勢? メルテザッカー氏「我々は良い位置にいる」

 アーセナルは、マンチェスター・Cに所属するドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンの獲得交渉を順調に進めているようだ。12日、イギリス紙『デイリー・ミラー』が、元ドイツ代表DFペア・メルテザッカー氏のコメントを伝えている。

 かつて同選手とドイツ代表でプレーし、現在アーセナルのアカデミーディレクターを務めるメルテザッカー氏は、ドイツ放送局ZDFの番組内で「各クラブが(交渉の)順番待ちをしていると思う。アルテタは彼のことを知っており、クラブは継続的にコンタクトを続けているだろう。我々は良い位置にいる」と両者の交渉が継続されていることを明かした。今夏でマンチェスター・Cとの契約が満了を迎えるギュンドアン獲得において、アーセナルが「良い立場」にあるようだ。 

 また「彼はまず全てのオファーを把握して、4つのクラブの中から1つを選ぶだろう」と発言。バルセロナや古巣であるドルトムントからの関心が伝えられるギュンドアンだが、候補となる移籍先が4クラブに絞られていると述べた。

 さらに同紙は、アーセナルがオフ期間に中盤の刷新を予定しており、スイス代表MFグラニト・ジャカの退団が予想されるため、少なくとも2名のMFが加入すると指摘。1億ポンド(約175億円)の獲得オファーを提示したことが報じられているウェストハムのイングランド代表MFデクラン・ライスをトップターゲットとしながら、“2人目”のMFとしてギュンドアンを最有力候補として考えていると伝えた。

 現在32歳のギュンドアンは、2009年にニュルンベルクでプロデビューを果たすと、2011年夏にはドルトムントに加入。同クラブをチャンピオンズリーグ(CL)決勝へ導くなど主力選手として活躍した後に、2016年夏からマンチェスター・Cでプレーしている。今季はプレミアリーグ31試合に出場して8得点4アシストを記録するなど、マンチェスター・Cの3連覇に大きく貢献。3日に行われたFAカップ決勝では2得点を挙げ、タイトル獲得の原動力となると、10日に行われたインテルとのCL決勝でも先発出場し、同クラブにおける初制覇を達成。歴史的な“3冠”を果たしている。マンチェスター・Cとギュンドアンの現行契約は2023年6月30日までとなっており、同クラブは延長オファーを提示しているものの、ここまで合意には至っていない。

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