身長183cmで平均295ヤード 欧州で1勝、17歳の“大物”が米ツアー初参戦でV争い

<ショップライトLPGAクラシック 2日目◇10日◇シービューGC ベイC(米ニュージャージー州)◇6190ヤード・パー71>

前週の「ミズホ・アメリカズオープン」ではローズ・チャン(米国)がプロ転向後初戦で優勝。72年ぶりの快挙を成し遂げた。今週は、ある選手が好位置で最終日を迎える。欧州女子ツアー1勝のキアラ・ノーヤ(ドイツ)だ。
今年の3月に17歳になったばかりだが、プロ転向したのは2021年、まだ15歳のときだった。転向2年目の昨年、欧州下部ツアーで勝利を挙げると、11月には欧州ツアーでも勝利。その存在がにわかに注目を集め始めた。身長183センチで平均飛距離は295ヤード。ドイツが生んだ大型プレーヤーがスポンサー招待枠で、はじめて出場する米ツアーを楽しんでいる。

「1番ホールでは緊張もするけど、9番とか18番を上がってくるときは本当にクール。本当にこの場にいられてうれしい」と、初参戦の舞台を心から堪能している。初日には名前入りのTシャツを着たファンの一団も応援に駆けつけるなど、しっかりとアメリカンのハートもつかんだ。

今大会は米ツアーのなかでも多くのギャラリーが会場に詰めかける。ニュージャージー州南部の一大イベントとあって、女子メジャーにも引けをとらない歓声が送られる。「こんなに多くの人の前でプレーできてクール」と笑顔が絶えない。

初日の3アンダーに続き、2日目は4アンダー。トータル7アンダーで首位と4打差の4位タイで最終日を迎える。「リセットして、またあした頑張るわ」。17歳以下で米ツアー勝利を挙げたのはリディア・コ(ニュージーランド)、レクシー・トンプソン(米国)、ブルック・ヘンダーソン(カナダ)といったビッグネームばかり。次世代スーパースター候補のキアラを覚えておいて損はなさそうだ。(文・高桑均)

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