ミランの“10番”B・ディアスがレアル・マドリード帰還へ! 2027年夏までの契約延長に迫る

 レアル・マドリードからミランへレンタル移籍中のスペイン人MFブラヒム・ディアスについて、来季のレアル・マドリード復帰が決定的となった模様だ。スペインメディア『マルカ』など各メディアが6日に報じている。

 現在23歳のB・ディアスはマラガの下部組織からマンチェスター・Cのアカデミーへと移籍し、同クラブでトップチームデビューを果たした。2019年冬にはレアル・マドリードへ完全移籍にて加入したが、選手層の厚さもあって安定した出場機会は得られず。2020年夏にミランへのレンタル移籍を経験した。2020-21シーズンはミランの一員として充実の時を過ごし、シーズン終了後には2年間のレンタル移籍期間延長が決定。トルコ代表MFハカン・チャルハノールの退団に伴い、“背番号10”を託された。

 2021-22シーズンにはセリエAで31試合に出場して3ゴール3アシストを記録し、ミランにとって11シーズンぶりとなるスクデットに貢献。2022-23シーズンも主力に君臨し、チャンピオンズリーグでのベスト4入りを経験した。ミランで過ごした3シーズンでは公式戦通算で124試合に出場。18ゴール15アシストを記録していた。

 今季限りでレンタル移籍期間が満了を迎えるため、B・ディアスの去就には大きな注目が集まっていた。ミランは完全移籍での買い取りを希望していたものの、レアル・マドリードはイタリアで成長を遂げたB・ディアスを高く評価。ミランへの売却ではなく、来季はトップチームの一員として呼び戻す決断を固めた模様だ。

 レアル・マドリードは今季限りで元フランス代表FWカリム・ベンゼマ、スペイン代表MFマルコ・アセンシオ、元ベルギー代表FWエデン・アザールらの退団が決定。来季は攻撃陣の顔ぶれが大幅に変わることとなるが、B・ディアスは新たなレアル・マドリード攻撃陣の重要な役割を担う1人だという。両ウイングやトップ下など攻撃的なポジションを複数こなすことができるユーティリティ性と、局面を打開するドリブルなどはアンチェロッティ監督の評価も高いようだ。一方でボックス内での“決定的な仕事”に関してはまだまだ改善の余地があり、レアル・マドリードで絶対的な地位を確立するには今まで以上に多くのゴール関与数が求められるだろう。

 さらに、レアル・マドリードはB・ディアスとの契約更新に向けて動いているという。B・ディアスとレアル・マドリードの現行契約は2025年夏までとなっているが、新たに契約期間を2年間延長し、2027年夏までの契約を締結する見込みだ。交渉は順調に進んでいるらしく、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏も新契約の締結間近であると報じている。

 3シーズンを過ごしたミランに別れを告げ、レアル・マドリードへの帰還が決定的と見られているB・ディアス。4シーズンぶりにプレーする“白い巨人”では、成長した姿を見せられるだろうか。

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