米ツアー2年目の知恵 古江彩佳の“虫”対策は“虫”?

<ショップライトLPGAクラシック 事前情報◇6日◇シービューGC ベイC(米ニュージャージー州)◇6190ヤード・パー71>

今週の米国女子ツアーは先週と同じニュージャージー州の開催。ニューヨークの中心を対岸に望んだ「ミズホ・アメリカズオープン」から車で2時間ほど南下した海辺のコースが舞台。カジノで有名なアトランティックシティーからすぐの歴史あるコースで3日間大会が行われる。
今大会には日本勢6人が出場。なかでも注目を集めるのが、目下3戦連続トップ5の古江彩佳だ。ミズホではホールアウト時点でクラブハウスリーダーとして後続を待った。結果的に4位タイに終わったが、ロサンゼルスの4位タイ、マッチプレーの準優勝に続いて、優勝戦線に絡む活躍が続く。

昨年はルーキーイヤーながら「トラストゴルフ・スコティッシュ女子オープン」で米ツアー初優勝。2年目の今年は、昨年の経験を生かしながら、新規大会を除いては、すでになじみのあるコースを転戦している。今週の大会も昨年回り42位タイ。リベンジの戦いを前に、火曜日から18ホールの練習ラウンドを敢行。コースチェックとともに、ちょっぴり“気になる”点への対応も万全だ。

会場は水辺が近く、小さな虫が大量発生することでも有名。昨年はその虫の大群に悩まされたため、今年は“退治策”を講じた。古江のキャップの後ろを見ると、トンボがとまっている。よく見るとトンボにそっくりなアイテムなのだが、これが虫除けになるという。

「もっと大きいのもあったんですが(笑)」とするが、いま付けているものでも十分な大きさ。最近ではオニヤンマの形をした虫除けグッズが爆売れしたという。古江らしい赤のボディをしたかわいらしいトンボが、虫の襲来から身を守ることになりそうだ。

ちなみに、トンボは『勝ち虫』と呼ばれ、縁起のいい虫とされる。実力で勝ち取ってきた好成績とともに、手を焼く虫を払いのけ、トンボがさらなる幸運を呼び込むのか!?(文・高桑均)

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