去就に注目も…3冠達成のポステコグルー監督は明言避ける「この時間を楽しみたい」

 セルティックを率いるアンジェ・ポステコグルー監督が、加熱する自身への報道に対しコメントした。3日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

 スコティッシュ・カップ決勝戦が3日に行われ、セルティックはインヴァネスと対戦した。試合は日本代表FW古橋亨梧のゴールなど、合計3得点を奪ったセルティックが3-1で勝利。すでにスコティッシュ・プレミアシップとスコティッシュ・リーグカップを制している同クラブは、2019-20シーズン以来となる国内3冠を達成した。

 リーグ戦を6位で終えたインヴァネス相手に盤石な試合運びを見せたセルティックだったが、試合後にはポステコグルー監督の去就に関する質問が集中。多くのメディアからトッテナムの新指揮官候補として報じられている同監督だが「私は少しわがままを言うつもりだ」とコメント。「周りの人たちはこの瞬間を楽しむために頑張ってきた。みんなに引きずられて他のことを話す前に、できる限りこの時間を長く楽しみたいと思う」と自身の話題より、今は勝利の喜びに浸る時間が必要だと述べた。

 また、「素晴らしいサッカー選手や優れた監督の周りにいると、雑音は常に存在する。それは雑音に過ぎない。今日が焦点だったんだ、1週間ずっと」と周囲の反応に一定の理解を示しながら、最後まで将来についての明言は避けた。

 ポステコグルー監督の招へいが噂されるトッテナムは、3月にアントニオ・コンテ監督との契約解除を発表。その後、アシスタントコーチを務めていたクリスティアン・ステッリーニ氏が暫定監督に就任したものの、わずか4試合で解任された。最終的には、暫定的にライアン・メイソン氏がチームの指揮を務めシーズンを戦い抜いたが、プレミアリーグを8位でフィニッシュ。14シーズンぶりにヨーロッパのカップ戦出場権を逃している。

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