「今年初です」 石川遼は“雨用”両手グローブに好感触も…連日の『75』で今季初の予選落ち確実

<BMW日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ 2日目◇2日◇宍戸ヒルズカントリークラブ 西コース(茨城県)◇7430ヤード・パー71>

初日は「75」で4オーバー・96位タイと出遅れた石川遼。朝から雨が降るコンディションのなかで始まった2日目に挽回したいところだったが、2つのダブルボギーが響いて連日の「75」と伸ばせず。トータル8オーバーは暫定100位タイで、今季6試合目で初の予選落ちは確実となっている。
スタートホールからトラブルに見舞われた。ドライバーでのティショットは初日と同じように右の林へ。OBの疑いがあったため、暫定球を打ったがまたもや右。3球目でようやくフェアウェイセンターをとらえた。幸い1球目はOB杭のわずかに内側にありセーフ。しかし、林の中からグリーン方向を狙ったセカンドショットは「枝に当たってOBになっちゃった。あとほんのちょっと下でした」とボールを低くコントロールしきれず、目の前の木に当たって痛恨のOBとなった。

ドロップした4打目でコースに戻し、5打目でピン手前90センチにつけた。これを沈めてダブルボギースタート。3番で初バーディが来たが、7番パー3では、「フォローで読んで、無風くらいでも届くジャッジはしていたんですけど、ボールが飛んでいる間にアゲインストになっちゃった」と、ティショットを池に入れて、前半2つめのダブルボギー。宍戸は6番までにいかに伸ばして、7番からいかに耐えるかが攻略のカギ。ここで予選通過はかなり厳しくなった。

「これだけの大雨で18ホールやるのもなかなかない経験だったんですけど、スコアが良くないですね。一日1ホールも出したくないような(スコアが出る)ホールが、このコースでは2ホールとか3ホールとか、けっこうあるイメージ。もう少し対策を考えられるような、余裕のあるゴルフを身につけて、またチャレンジしたいなと思います」

この日、石川は “雨用”の両手グローブを着用してプレーしていた。「今年初です。オフのときにキャロウェイの雨用のグローブを着けてみたら良かったので、すごく楽しみにしていました」。雨の日はグリップが滑ってストレスがかかるが、「吸水性に優れているところと、撥水性(はっすいせい)に優れているところが部位によって分かれている」と滑り知らず。海外ではローリー・マキロイ(北アイルランド)やフィル・ミケルソン(米国)も雨用の両手グローブを着けていて、「アメリカで主流」だという。

いつもはグリーン上でグローブを外す石川だが、この日は両手にグローブを着けたままパッティング。雨が弱くなってきた最後の数ホールは「外して、片方に戻してという感じでしたけど、(両手につけても)変わらずでした」と話す。

過去9回の出場で4度予選落ちしている苦手な宍戸。雨の対策もバッチリだったが、残念ながらスコアには反映されず、今年も苦手意識を払拭することはできなかった。来週は福岡に移動して「ASO飯塚チャレンジドゴルフ」に出場したあと、その翌週は渡米し「全米オープン」に挑む。(文・下村耕平)

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