モウリーニョ監督、判定に不満爆発「スペイン人の主審かと」…注目の去就にも言及

 ローマを率いるジョゼ・モウリーニョ監督が、セビージャ戦を振り返った。5月31日、イタリアメディア『フットボール・イタリア』が伝えている。

 ヨーロッパリーグ(EL)決勝が5月31日に行われ、ローマはセビージャと対戦。35分にパウロ・ディバラのゴールで先制したものの、55分にオウンゴールにより同点に追いつかれ、このまま90分が終了。延長戦でも決着はつかず、PK戦に突入すると、1-4で敗れ、ローマは準優勝に終わった。

 UEFA(欧州サッカー連盟)主催の大会決勝で自身6度目にして初めて敗れたモウリーニョ監督は試合後、イタリアメディア『スカイスポーツ』で「私が言ったのは、カップを手にしてここを去るか、死んで去るかということだ。そして、私たちは死んでしまった。肉体的にも精神的にも疲れ果て、議論の余地のある多くの事件がある不当な敗北だと思う」と語りながら、選手たちには賛辞を送った。

「私たちはとても疲れているが、誇りに思っている。私は常にサッカーの試合に負けることはあっても、自分の尊厳やプロフェッショナリズムを失うことは決してないと言っている。私はこれまでヨーロッパの決勝で5度優勝して、今回は負けたが、これまで以上に誇りを持って帰国する。今シーズン、選手たちは全力を尽くした」

 続けて、モウリーニョ監督は「スペイン人のような審判による激しく男らしい活気的に満ちた試合だった。ずっとイエロー、イエロー、イエローだった。その不公平さは(エリク・)ラメラが2枚目のイエローをもらうはずだったのに退場しなかったという事実に示されている。その彼はPK戦で蹴って決めている」と主審を務めたイングランド出身のアンソニー・テイラー氏の判定への不満を爆発させた。

 そして、ローマとの現行契約が2024年6月30日までとなっているものの、今夏のパリ・サンジェルマン(PSG)就任が噂されているモウリーニョ監督はこのことにも言及。「月曜日から休暇を取る予定だ。月曜日までに何か話す機会があれば、話をする。そうでなければ、休暇に行くから、その後は見ていくしかない。私は彼らのために戦わなければならないので、残留すると客観的に言うことはできない」と去就は不透明であることを明かした。

「私は真面目な男だ。私は数カ月前にオーナーたちに、もし他のクラブから接触があれば、すぐに知らせると伝えた。私は常に正直で率直であり続ける。12月にポルトガル代表からそのような接触を受けた際にはクラブと話をした。それ以来、誰とも連絡はとっていない。契約は1年残っているけど、現状はこんな感じだ」

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