3度目の正直へ 19歳ウー・チャイェンが絶好スタート「日本で本当に優勝したい」

<ECCレディス 初日◇31日◇北六甲カントリー倶楽部 東コース(兵庫県)◇6516ヤード・パー72>

今度こそ優勝をーー。そう意気込んでいるのはルーキーのウー・チャイェン(台湾)。日本初優勝を狙う19歳は、5アンダー・単独首位の絶好スタートを決めた。
地元・台湾で行われた3週前の「CTBCレディス」では、単独トップで迎えた最終日に伸ばしきれず2位に甘んじた。先週の「地域みらいグル-プレディス佐嘉窓乃梅カップ」では1打及ばず2位タイ。2戦連続で惜敗とあって、“3度目の正直”へ気合いも入る。

そんな新進気鋭のルーキーはゴルフファンにもだんだんと認知されてきたようで、「今週はギャラリーの皆さんが拍手や声援をくれるのでうれしい」と背中を押してくれている。

「日本で本当に優勝したい。2日目もベストを尽くします」。昨年の台湾女子ツアーで賞金ランキング4位に入った実力者。先週の高野あかりに続くルーキー2連勝へ突き進む。

【そのほか上位勢のコメント】
■大林奈央(2位:-4)※兵庫県出身
「ショットが良かったので、危なげなくノーボギーで回ってこれた。上がり17番、18番と7メートルを沈められたので、2日目につながるバーディでした。地元大会なので、今週は自宅から通っています。私のことを知ってくださっている方々が応援に来てくれてうれしい。出場する試合は全部優勝を目指しています」

■西みきこ(-3:3位T)
「初日からこのスコアはすごくうれしい。北六甲CCはプロテスト合格の年にQTで回って、その時は全く太刀打ちできなかった。アンダーパーでプレーできたのはかなり成長できていると感じます。先日、四つ葉のクローバーを見つけたので、いいことがあるかもしれないですね」

■中井美有(-3:3位T)※兵庫県出身
「今週はウェイティングから出場です。30日の朝、6時15分の新幹線で娘と一緒に来たのですが、ウェイティングに来て良かったです。練習ラウンドはできなかったけど、初日はいい流れに乗れました。初めて娘が朝から試合会場に見に来てくれて、パワーをもらえたからですかね。2日目も自分のペースを崩さず回りたい」

■廣田真優(-3:3位T)
「アイアンショットが最近すごく良くて、それが自信につながっている。パッティングも強気に打てています。2日目はフェアウェイキープ率を上げていきたい。メリハリあるゴルフをして、初日よりもいいスコアで2日目を回れるよう頑張ります」

■奥山純菜(-3:3位T)※ルーキー
「8番ホールでOBをしてしまってダブルボギー。もったいなかったです。最終日につれて天気が悪くなる予報なので、『初日と2日目で頑張っておかないと』という思いでプレーしました。5バーディは素直に喜べる内容です。毎試合ダブルボギーを打ってしまうので、2日目は打たないようにしたい」

■村田理沙(-1:15位T)※ホステスプロ
「苦手意識があるコースでアンダーを出せたのは及第点かなと思います。ギャラリーの方々も多く来ていただいて、すごく力になりました。特にこのコースはグリーン面が見えないので、チャンスについた時の歓声がうれしかった。トップと4打差ですが、ひっくり返せないスコアではない。2日目はバーディ先行で攻めていきたい」

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