アセンシオをめぐり争奪戦勃発?…ヴィラ&PSGに加えアーセナルも獲得を検討か

 レアル・マドリード退団が噂されているスペイン代表FWマルコ・アセンシオに対し、複数のクラブが関心を寄せているようだ。30日、イギリス紙『デイリーメール』やスペイン紙『マルカ』が伝えている。

 現在27歳のアセンシオは2015年夏にレアル・マドリードに完全移籍で加入した。エスパニョールへの1年間のレンタル移籍を経て、2016-17シーズンから“白い巨人”の一員として活躍。今シーズンは先発出場の機会こそ限られているものの、開幕からここまで公式戦50試合に出場し12ゴール8アシストをマークしている。

 そんなアセンシオとレアル・マドリードとの現行契約は今年の6月末で満了に。両者は契約延長に向けて、年明けから継続的に交渉を行なっているものの、現時点で新契約の締結には至っておらず。先日には、より多くの出場機会を望むアセンシオが、クラブから提示された契約延長オファーを拒否し、今夏にフリートランスファーで新天地を求めることを決断したとも報じられ、退団が濃厚と見られている。

 この度『マルカ』が報じたところによると、アセンシオは早ければ現地時間30日水曜日にチームメイトやファン・サポーターに向けて、今夏の退団を発表する可能性があるとのこと。去就に大きな注目を集める同選手をめぐっては、ウナイ・エメリ監督の下でカンファレンスリーグ(ECL)の出場権を獲得したアストン・ヴィラからの熱烈な関心が明らかに。また、さらなる前線強化を目指すパリ・サンジェルマン(PSG)も獲得を狙っていると報じられている。

 また、今シーズンのプレミアリーグを2位で終え、久々にチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得したアーセナルも、アセンシオの獲得を検討しているという。今夏の移籍市場で、中盤の補強に巨額の資金を注ぎ込むと見られているアーセナルは、前線の拡充も希望している模様。移籍金が発生しないフリートランスファーでの獲得が可能なアセンシオの動向を注視しているようだ。

 なお、同選手に対しては、ミランやユヴェントスなどセリエAからの関心も囁かれている。争奪戦の様相を呈する中、アセンシオ本人はどのような決断を下すのだろうか。

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