首位・神戸、武藤嘉紀&大迫勇也の活躍で辛勝…FC東京はPK2得点も反撃及ばず

 明治安田生命J1リーグ第15節が27日に行われ、ヴィッセル神戸とFC東京が対戦した。

 5戦無敗で首位に立つ神戸が、中位に甘んじるFC東京を『ノエビアスタジアム神戸』に迎えての一戦。試合の均衡が破れたのは20分、ホームの神戸が先制に成功する。汰木康也が左サイドをえぐってクロスを供給。ボックス中央で待ち構えていた武藤嘉紀が、右足ダイレクトボレーで押し込んだ。

 36分、FC東京が神戸のゴールを脅かす。ペナルティエリア右でこぼれ球に反応した安部柊斗が右足を振り抜いたが、鋭い一撃は右ポストに阻まれた。

 次の1点が生まれたのは41分、神戸がリードを広げる。相手GKヤクブ・スウォビィクがフィードに失敗し、初瀬亮が右サイドでボールを回収。武藤とのワンツーパスでペナルティエリア右に侵入した初瀬は、グラウンダーで折り返す。ゴール前に飛び込んだ大迫勇也はかかとを使って巧みに合わせ、2試合連続ゴールで今季11点目を記録した。

 さらに44分、大迫のスルーパスに抜け出した武藤がスウォビィクとの一対一を制し、神戸が3点目を獲得。大量リードで折り返す。

 59分、FC東京が相手のハンドでPKを獲得。キッカーを務めたディエゴ・オリヴェイラは独特のステップで相手GK前川黛也に心理戦を仕掛けると、冷静にゴール左下へと蹴り込んで1点を返す。

 こう着状態のまま終盤に突入すると、84分にFC東京がふたたび相手のハンドでPKを獲得する。今度はペロッチがキッカーを務めると、相手GKの逆を突いてゴール右下に突き刺した。ペロッチはJリーグ初得点となった。

 しかし、FC東京の反撃は及ばず、神戸が逃げ切って3-2で勝利した。神戸は2試合ぶりの白星で首位をキープし、FC東京は3試合ぶりの黒星となった。なお、先日に神戸からの退団を発表したアンドレアス・イニエスタは、ベンチ入りしたものの最後まで出番は訪れなかった。

 次節は6月3日に行われ、神戸はホームで川崎フロンターレ、FC東京はホームで横浜F・マリノスと対戦する。

【スコア】
ヴィッセル神戸 3-2 FC東京

【得点者】
1-0 20分 武藤嘉紀(神戸)
2-0 41分 大迫勇也(神戸)
3-0 44分 武藤嘉紀(神戸)
3-1 59分 ディエゴ・オリヴェイラ(FC東京)
3-2 85分 ペロッチ(FC東京)

【ゴール動画】大迫勇也&武藤嘉紀、FC東京戦でも大暴れ!

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