『72.7512』を克服 佐久間朱莉が“鬼門の2日目”をクリア「予選ラウンドは完璧」

<リゾートトラスト レディス 2日目◇26日◇グランディ浜名湖ゴルフクラブ(静岡県)◇6500ヤード・パー72>

初日を4アンダー・6位タイで終えていた佐久間朱莉が、“鬼門の2日目”にビッグスコアをたたき出した。7つのバーディでボギーはなし。「バーティチャンスについたところは比較的入ってくれた。パットもショットも良かったです」という会心のラウンドで、トータル11アンダーの2位タイに浮上した。
2日目は午前組でのスタート。「風が本当になくて、昨日に比べたらすごくやさしい。ただ途中で強く吹くところもあったので、そこは注意しながらラウンドしてました」と大胆時々慎重にピンを攻めていった。12番で2メートル、13番で4メートルを沈める連続バーディ。16番パー5も、43ヤードの3打目を58度で打ち1メートルに寄せるなど、ショットのキレはバツグンだった。

18番では7メートルをねじ込んでのバーディと、ここはパットが仕事をする。後半も1~3メートルのバーディパットを3つ決めて、気持ちよくホールアウトした。「今年は初日がよくても2日目に落とすことが多かった。でもきょうは比較的落ち着いて回れました」。

今季2戦目の「明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフ」は、初日単独首位で滑り出しながら、2日目に「76」を叩き優勝戦線から離脱した。メジャーの「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」では11位→29位、先週の「ブリヂストンレディス」も6位→13位。今大会前のスタッツを見ても、第1ラウンドの平均ストロークは『71.2512』で10位なのに対し、第2ラウンドは『72.7512』の50位とオーバーパーラウンドになっている。初日好成績によるプレッシャーは否定するが、結果的に落とす試合が目立った。

明治安田生命レディスの初日では、コース記録タイの「63」を記録した。「あの時も伸ばしあいのなか、(2日目は)自分のスコアで一喜一憂してしまった」という反省も残る。だからこそ、今は「ボギーが来ても焦らず、攻め方も変えない」と誓いも立てる。「耐えるゴルフが好き」というだけあって、強風が吹くなかでのゴルフになることにも、嫌な感情は抱かない。

初優勝に向け、いい位置で4日間大会の折り返しを迎えることができた。午後組の岩井千怜にすぐに更新されたものの、2日目の「65」はホールアウト時点で大会コースレコードタイ記録だっただけに、「(トータルスコアを)2ケタにすることができて、予選ラウンドは完璧でした」と気分よく決勝に進むことができる。

上位には今季好調の岩井や、昨季女王で2週連続優勝を狙う山下美夢有ら実力者が名を連ねる。「もしボギーが先に来ても、獲れるところで獲りたい」と、ひるまずに立ち向かっていく。(文・間宮輝憲)

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