アーセナル、FWネルソンとの契約延長に前進か…今季は“劇的逆転弾”などで存在感

 アーセナルがイングランド人FWリース・ネルソンとの契約延長へ前進したようだ。26日、イギリスメディア『アスレティック』が伝えている。

 現在23歳のネルソンはアーセナルの下部組織出身で、2017年8月にトップチームデビューを飾った。複数回の武者修行を経験した後、今シーズンはミケル・アルテタ監督率いるチームに定着。先発起用の機会こそ限られているものの、昨年10月のノッティンガム・フォレスト戦では途中出場から2ゴール1アシストをマークし、今年3月のボーンマス戦では再び途中出場から90+7分に劇的な勝ち越しゴールを叩き込むなど、インパクトを残している。

 今シーズンここまで公式戦通算17試合に出場している“生え抜き”FWは、今年6月にクラブとの現行契約が満了を迎える。アーセナル側はかねてから契約延長交渉に臨んでいたものの、選手側が態度を保留し、話し合いは思うように進展せず。また、ブライトンやミランなどからの関心も噂され、今シーズン終了後の去就には注目が集まっていた。

 しかし今回の報道によると、ネルソンとアーセナルとの交渉は順調に進行しており、両者が契約延長で合意に達する可能性が高まっているようだ。なお、新たな契約期間は2027年6月末までの4年間となる見込みだという。今シーズンのプレミアリーグにおける2位の座を確定させ、7シーズンぶりにチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得したアーセナル。クラブは試合数が増加する来シーズンを見据え、ネルソンを重要な戦力と位置付けており、同選手の残留を強く希望しているとのこと。また、選手本人も慣れ親しんだクラブでのプレー継続を前向きに捉えているという。

 ここのところ、イングランド代表GKアーロン・ラムズデールや同FWブカヨ・サカら若い戦力と、次々に長期契約を締結しているアーセナル。クラブは引き続き、フランス代表DFウィリアン・サリバとの契約延長交渉に臨んでおり、主将を務めるノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴーアにも新契約を準備しているとの報道もなされている。

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