アクアラインにたどり着けない!?「湾岸線」渋滞の激化必至! 首都高2週間通行止め最大級の警戒ポイント

首都高1号羽田線で橋の架け替え工事にともなう2週間の通行止めが始まります。直接的な迂回路となる湾岸線はかなりの混雑が予想されていますが、なかでも土日の「東京湾アクアライン」に起因する渋滞は激化が見込まれています。

アクアライン方面は要注意 もちろん千葉へ行かない人も

 2023年5月27日(土)から2週間、首都高の1号羽田線などが一部区間で通行止めになります。多摩川に架かる老朽化した「高速大師橋」を架け替えるためです。  これにより首都高では、ほぼ全域にて、1年で最も混雑する“年末や年度末などと同程度”の渋滞が予測されていますが、なかでも影響を受けるのが湾岸線です。とりわけ、「東京湾アクアラインへ向かわれる方」について、特段の注意が呼びかけられています。

 通行止め区間に並行する湾岸線は、その直接的な迂回路となるため、通常より大幅な所要時間の増加が見込まれています。これに輪をかけるのが、土日の午前中にアクアラインで千葉方面へ向かう交通です。 アクアラインのアクアトンネル内を先頭に、川崎浮島JCTを経て、湾岸線の西行き・東行きに延びていく渋滞は、普段でも土日の午前中が激しい時間帯となっています。その影響で、JCTへ分岐する湾岸線の左車線側に長い車列ができ、さらに右車線・中央車線からの割り込みなども重なり、本線全体に影響を及ぼすボトルネックになっているのです。 ここへさらに、1日8万台以上が通る首都高1号線が通行止めとなることで、そこを迂回してきた交通が加わり、次の通り渋滞の悪化が見込まれています。●土曜・朝(6~10時台)の渋滞予測・湾岸線西行き「葛西JCT→アクアライン接続部」:通常時は最大90分以上→通行止め期間中は最大150分以上・湾岸線東行き「大黒JCT→アクアライン接続部」:通常時は最大40分以上→通行止め期間中は最大60分以上 首都高はかねて、通行止め期間中は公共交通機関を利用してほしいと呼びかけていますが、アクアラインの高速バスを運行する事業者は「高速バス・空港連絡バスが大幅に遅れる可能性」(京成バス)や、「迂回運行を実施する場合」(ジェイアールバス関東)があると注意を呼びかけています。

千葉回りならば乗り切れる?

 通常時ならば、ボトルネックになっている川崎浮島JCTのランプを避け、一般道へいったん下りて、アクアラインに直結している首都高K6川崎線へ向かうといったルートもありますが、通行止め期間中は一般道の混雑も予測されています。他の都市の通行止め工事の実績からしても、通行止め区間に最も近いエリア、東京南部や川崎の周辺が最も混むと考えられます。 アクアラインを避け、千葉の湾岸沿いに東関東道や京葉道路へ迂回するルートでも、たとえば5月27日(土)午前中には東関東道下り線の谷津船橋IC、宮野木JCT付近でそれぞれ5km、京葉道路の貝塚IC付近で20kmの渋滞が見込まれています。 NEXCO東日本関東支社によると、首都高側から「今回の通行止め区間の迂回交通による渋滞の影響はないと聞いている」とのこと。上記の東関東道や京葉道路で予測されている渋滞も、首都高の通行止めによる影響を強く受けるものというわけではいようです。ただ、首都高の通行止めというイレギュラーな事態に「交通状況の監視を強化する」としています。

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