最終日に驚異の追い上げ サム・バーンズが昨年の「チャールズ・シュワブチャレンジ」で魅せた華麗な逆転劇

昨年の「チャールズ・シュワブチャレンジ」の最終日を首位でスタートしたのは、その年の「マスターズ」覇者スコッティ・シェフラー(米国)。しかし、最後に笑ったのは17位タイでスタートしたサム・バーンズ(米国)だった。米国男子ツアー公式インスタグラムでは、その一部始終が公開された。
バーンズは、トータル4アンダーの17位タイから最終日をスタート。13番までを7バーディ・2ボギーでラウンドし、首位と1打差の9アンダーまで伸ばしていた。最初の動画は、14番・パー4の2打目。ラフから放ったボールは見事にピンまで3メートルの位置に乗り、絶好のバーディチャンス。これを入れればトップタイに追いつくという大切なパットだったが、惜しくもカップの右に逸れてしまった。

2つ目の動画に映るロングパットは、18番ホール。首位と一打差で、これを沈めなければ優勝はかなり厳しくなる状況だった。思い切って打ったパットは無情にもカップの左を通過。バーンズはトータル9アンダーの2位で後続の結果を待つこととなった。

しかし、運はバーンズに味方した。この日のコロニアルCCは午後から強風。後続の組はグリーンをとらえることが難しい状況が続き、バーンズのホールアウト時点で首位にいた、ブレンドン・トッド、デービス・ライリー、ハロルド・バーナーIII(ともに米国)、シェフラーの4名全員がスコアを落としたのだった。

最終的に9アンダーで並んだバーンズとシェフラーが一騎打ちでのプレーオフとなった。4つ目の動画からがその様子。シェフラーがグリーンにきっちりと乗せた一方で、バーンズのボールはグリーン奥のカラーまで転がってしまった。シェフラー優利な状況。多くの人がシェフラーの優勝だと思ったことだろう。しかし、パターに定評のあるバーンズが12メートルのバーディパットを沈め、見事優勝を飾ったのだった。

バーンズは、「厳しいコンディションの中で、特に12番ボギーを打って勢いを失ったにもかかわらず、この位置で終えられてよかったよ。さらに嬉しいことに、最後のパットも入ってくれてよかったね」と振り返った。

現地時間25日から始まる今年の「チャールズ・シュワブチャレンジ」では、最終日の大逆転が起きるのだろうか。最終日まで目が離せない。

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