元世界1位の同い年とラウンド&あの元大統領にまさかの遭遇!? 初めての試合形式も経験【ゆり’s ROAD】

独自の道を切り開き、プロゴルフの世界で戦っているひとりの選手がいる。26歳の女子プロゴルファー・識西諭里(おにし・ゆり)がその人だ。日本でのツアー生活を目指すも、これまでに7度挑戦したプロテストで合格をつかみ取れず、今年は米国、欧州と世界各国を股にかけて転戦を続けている。“未知の世界”に飛び込んで奮闘する姿を追う。先週は米国で行われた欧州女子ツアーの「アラムコ・チーム・シリーズ」に出場。個人戦は70位で予選落ちとなったが、現地での生活も含め1週間を振り返ってもらった。

みなさん、こんにちは! まず先週ですが、硬くて速いグリーンと、狭いけど池が絡むホールも多いコースに手を焼きました…。しっかりとフェード、ドローをコントロールしたかったんですけど、まだ難しいコースで耐えられるショットの精度はないことを痛感しました。12フィート以上出るグリーンにも慣れないまま、悔しい結果に終わってしまいました。

でも、いい経験もできました。ビッグトーナメントで、USLPGAの選手も多く出場するなか、リディア・コ(ニュージーランド)と練習ラウンドで一緒に回ることができました。無理矢理、その組に入ったんですけどね(笑)。飛距離なども含め、すごくイメージしやすいプレースタイルで、今後の参考にしたいなって思える貴重な時間になりました。

リディアと話すのは初めてだったんですけど、そこは同じ1997年4月生まれの同学年(識西は16日、リディアは24日生まれ)。ここぞとばかりに話しかけてきました(笑)。ゴルフの話はもちろん、クラブのこと、あとは結婚話など他愛ない会話も楽しかったです。

ビックリしたこともありました! 試合会場が(米国元大統領)トランプさん所有のコースだったんですけど…普通に会場に居て見かけちゃいました(笑)。大きい試合とあって、すごく手厚いサポートも受けられて、不自由なく生活もできました。

試合形式もおもしろくて、個人戦のほかに、チーム戦もあって、これも初めてのこと。3人のプロとアマチュア1人の組み合わせで予選ラウンド2日間を回り、そのうち2人のスコアを採用する方式で、欧州ツアーには何試合かこのアラムコ・チーム・シリーズがあります。今回は初めてですごく不安だったんですけど、1回経験したので次は少し余裕を持ってプレーできるかなーって思ってます。

そこから16時間かけて、今週はベルギーに移動してきました(試合は26日開幕)。先週が34度とかあったので、それに比べると寒いです(笑)。この試合にはコーチ(井上透氏)が来てくれてキャディもしてもらえるので心強いです。4月から直接会うことができず、分からないこともいっぱいあったので、それを確認して頭もスッキリ、次の試合に臨めそうです。アメリカからベルギーに入ったのが朝の8時だったんですけど、時差調整も兼ねてそのまま練習ラウンドで18ホール回りました。こういうことは今後もありそうですが、めげずに頑張ります!

■識西諭里(おにし・ゆり)
1997年4月16日、福岡県出身、26歳。福岡第一高卒。9歳でゴルフを始め、2015年の福岡県民アマチュアゴルフ選手権優勝などの実績を残す。昨年は予選会を突破し6月の「全米女子オープン」に出場。米国、欧州ツアーの予選会にも挑戦し、現在は欧州を主戦場にしている。身長166センチ。株式会社梅の花所属。

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