シント・トロイデン、元神戸指揮官フィンク氏が新監督に就任「全力を尽くします」

 シント・トロイデンは16日、トルステン・フィンク氏が新監督に就任することを発表した。また、セバスティアン・ハーン氏のアシスタントコーチ就任も併せて発表されている。

 ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部リーグ)のレギュラーシーズンを11勝9分14敗の12位で終え、プレーオフ進出を逃したシント・トロイデン。2021年7月から指揮を採っていたドイツ人のベルント・ホラーバッハ監督の今シーズン限りでの退任が既に決定しており、クラブはかねてから後任探しに着手していた。

 GKシュミット・ダニエル、DF橋岡大樹、FW岡崎慎司、FW林大地、FW原大智の日本人選手5名が在籍しているシント・トロイデンだが、日本と関係性の深い人物が新たにチームの指揮を執ることとなった。クラブ創設100年目の新シーズンを任されたのは、ドイツ出身で現在55歳のフィンク氏。2019年6月にヴィッセル神戸の監督に就任し、翌年1月に天皇杯を制覇。また、2020年2月のFUJI XEROX SUPER CUPではPK戦の末に横浜F・マリノスを下し、2つ目のタイトルを獲得した。しかし、同年9月に“本人の意向”により同クラブの指揮官を退任。神戸での通算戦績は22勝11分15敗となっている。

 なお、フィンク氏は神戸を指揮する以前には、バーゼルやハンブルガーSV、グラスホッパー(スイス)などで監督を歴任。2020年の神戸退団後は、リガFC(ラトビア)とアル・ナスルで指揮官を務めていた。

 新監督就任に際し、フィンク氏はクラブを通じて次のように喜びを語っている。

「豊かな歴史を持ち、熱狂的なファンがいるSTVVの監督に就任することができて、ワクワクしています。クラブ創設から100周年を迎えるシーズンを特別なものにするため、コーチ・選手と共に良いシーズンを過ごせるよう全力を尽くします」

 また、クラブの立石敬之CEO(最高経営責任者)も次のようなコメントを発表した。

「STVV創設100周年を迎える記念すべきシーズンに『勝者のメンタリティー』を持つフィンク監督を招聘することができ、とても光栄に思います。若手の育成に長け、昨シーズンまで積み上げてきた組織的な守備に攻撃力を上積みしたサッカーを見せられることができるように新監督と共にチームを準備し、戦っていきたいです」

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