ポグバ、左大腿直筋の負傷で戦線離脱へ…ユーヴェ復帰初年度は出場10試合で終了か

 ユヴェントスは15日、フランス代表MFポール・ポグバの負傷状況について発表した。

 セリエA第35節が現地時間14日に行われ、ユヴェントスは本拠地でクレモネーゼを2-0で下し3連勝を飾った。長期間に渡る負傷離脱を余儀なくされていたポグバは、この試合に中盤の一角として先発出場。同選手にとっては、マンチェスター・U在籍時の2022年4月10日に行われたリヴァプール戦以来、実に390日ぶりの先発出場となった。

 しかし、同選手は22分にクロスを上げた際に左足を負傷。プレー続行が不可能となり、24分に涙を流しながらピッチを後にした。負傷交代となったポグバについて、ユヴェントスを率いるマッシミリアーノ・アッレグリ監督は試合後に「私たちは皆が残念に思っている。特に彼はとても好調だったからね。回復するために多くの犠牲を払ってきたのに大腿四頭筋の痛みで再び立ち止まらなければならないのは悲しいことだ」とコメント。その後の状態には注目が集まっていた。

 今回のユヴェントスの発表によると、ポグバは現地時間15日の朝に検査を受けた結果、左の大腿直筋に軽度の損傷を負っていることが判明。すでにリハビリテーションプログラムが開始されているようだ。全治期間については明かされていないが、15日のイタリアメディア『スカイスポーツ』は、回復までは2週間から3週間を要する見込みだと報道。ユヴェントスのセリエA最終節は6月4日に予定されているため、ポグバが今シーズン中に再びピッチに立つ可能性は極めて低いと指摘している。

 昨年夏に約6年ぶりのユヴェントス復帰を果たしたポグバだったが、プレシーズン中に右ひざを負傷。当初は約2カ月間の離脱が見込まれていたものの、その後の回復状況は芳しくなく、FIFAワールドカップカタール2022への出場も叶わなかった。今シーズンはここまで公式戦10試合、約160分間の出場に留まっている。

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