今季限りでユーヴェと契約満了のラビオ、“憧れの地”プレミア上陸へ? マンUが獲得を画策

 マンチェスター・Uがユヴェントスに所属しているフランス代表MFアドリアン・ラビオの獲得を画策している模様だ。フランスメディア『レキップ』が14日に報じている。

 ラビオに関しては昨夏もマンチェスター・Uへの移籍が報じられた。クラブ間では合意に達しながらも、最終的にはマンチェスター・Uの評価額とラビオ自身が要求する給与に開きがあったことから個人合意に至らず。ユヴェントス残留が決まっていた。マンチェスター・Uは最終的にレアル・マドリードからブラジル代表MFカゼミーロを獲得。加入直後の数試合は途中出場が続いたものの、素早く新天地に順応し、今や絶対的な主力に君臨している。

 マンチェスター・Uが今夏の移籍市場で最重要視している補強ポイントがストライカーであることに変わりはないものの、今回の報道によるとエリック・テン・ハフ監督が中盤の戦力拡充をリクエストしているという。その中で筆頭候補となっているのがラビオのようだ。ユヴェントスとラビオの現行契約は今季限りで満了を迎えるが、現時点で新契約は締結されておらず、フリートランスファーでの獲得が可能。テン・ハフ監督は昨夏の時点でラビオと直接連絡を取っていたが、今夏の移籍市場に向けて改めて話し合いの場を設けた模様だ。ラビオは1000万ユーロ(約15億円)の年俸を要求する可能性が高く、マンチェスター・U側がこの金額をどのように評価するかが今後の鍵を握りそうだ。

 現在28歳のラビオは2019年夏にパリ・サンジェルマン(PSG)からユヴェントスへと完全移籍加入した。今季は代えの効かない主力としてユヴェントスの中盤に君臨。公式戦通算44試合のピッチに立っているが、うち43試合がスタメン出場となっている。11ゴールはキャリアハイの数字だ。昨年12月にはFIFAワールドカップカタール2022に臨むフランス代表にも名を連ね、中盤の核として母国の決勝戦進出に貢献していた。

 かねてよりラビオはプレミアリーグでのプレー願望を公言しており、ワールドカップでイングランド代表と対戦する前には「自分のキャリアの中でイングランドでプレーしたいと常に口にしてきた。今でもその思いはある」と明かしていた。果たして、ラビオは今季限りでユヴェントスを退団し、“憧れ”のイングランド上陸を果たすことなるのだろうか。今後の動きに注目だ。

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