磯村勇斗、ベテラン女優陣からの“王子呼び”に大照れ&恐縮「汗が…」<波紋>

【モデルプレス=2023/05/15】俳優の磯村勇斗が15日、都内で行われた映画『波紋』(5月26日公開)プレミア上映会舞台挨拶に、共演の筒井真理子、木野花、キムラ緑子、そして荻上直子監督とともに出席。ベテラン女優陣に囲まれ、恐縮する姿を見せた。

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◆映画「波紋」

本作は、「緑命会」という新興宗教を信仰し、日々祈りと勉強会に勤しみながら、ひとり穏やかに暮らしていた須藤依子(筒井)が、長いこと失踪したままだった夫の修(光石研)らと織りなすドラマを描く。

◆磯村勇斗、“王子呼び”に大照れ&恐縮

障害のある彼女を結婚相手として連れて帰省してきた依子の息子・拓哉を演じる磯村は、大ベテランとともに登壇したことについて「登壇の皆さんが誰かなっていうのを知ったときから、ずっと今日までそわそわしていましたね。自分一人挟まれていてどういう風にしたらいいんだろうっていうのがあったんですけど、裏ですごく優しくしてくださったので」と照れ笑い。

筒井が「ちょっとアウェーな感じでしたね。さっきね」と舞台裏での様子を明かすと、磯村は「お話の中になかなか入れなかったっていうのはありましたね。すごく盛り上がっていらっしゃったので(笑)」と返答。木村は「私たちが『王子』『王子』とか言ってたからじゃないですか(笑)。ごめんなさいね」と話すと、磯村は「恥ずかしくなっちゃいました。照れちゃったんです。でも、非常にうれしいですね」と白い歯を見せた。

木野は磯村の演技に対する印象を聞かれると「素敵な俳優さんっていますよね。上手いとかなんとかっていうことより、素敵な方だなって。まず見て。ああいう普通の役なんですけどね。息子の役で、何か素敵なことをやっているわけでもないんだけど、なんだろうな?佇まいというか、素敵だなあってまず思って。ほっと、気持ちがあったかい気持ちになれて。将来をとても期待しちゃいました」と評し、大ベテランからの誉め言葉に磯村は「ありがとうございます」「頑張ります。汗が(笑)」と恐縮していた。

◆磯村勇斗、ベテラン女優陣の経験談に衝撃

その後、物語にちなんで落ち込んだ際の対処方法が話題に上り、野望や野心を持たないようにしているという木野は「なるようになるさって、いただいたお仕事を一生懸命やれば、それなりの答えが出るんだろうなぐらいで。これを一生懸命やると何かどうなるとかって考えない」と持論を展開。

木村はこの考えに同意し「20年ぐらい前にすっごい絶望したことがあって、本当につらい時期があったんですけど、そのときは何もできませんでしたね」「究極の孤独をしばらく味わいました。それで天井にいつも寝るとき謝ってました」と自身の経験を明かし、立ち直るまで9年かかったと明かしていた。

ベテラン女優陣の経験談を聞いていた磯村は「もう、これ以上はないでしょう(笑)。自分の絶望、ちっぽけだなと思います。そう考えると。まだ人生経験浅いなと。こんなところでお話しすることじゃないですね。先輩方がすごすぎて(笑)」と衝撃を受けた様子。木野は「これからですよ。いい絶望を味わってください。絶望って悪くないよ!一回か二回やった方がいいんだよ。みんな」とエールを送り、磯村は頷いていた。(modelpress編集部)

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