坂口瑞菜子が首位に1打差の好位置から初優勝を狙う「自滅して負けることばかり 最終日は逆に伸ばして!」勝ちにいく

<マイナビネクストヒロインゴルフツアー◇第2戦 PGMシリーズ withGolf CUP ◇11日◇初日◇セゴビアGC イン チヨダ(6418ヤード・パー72)>
 
「6バーディ獲れたんですけど……4つスコアを落としてしまったのがもったいなかったですね」。11日(木)から2日間の日程で行われているマイナビネクストヒロインツアー第2戦「PGMシリーズ withGolf CUP」に出場し、初日のラウンドを振り返った坂口瑞菜子。この日は6バーディ・4ボギーの2アンダー、出入りの激しいゴルフながら2位タイでフィニッシュした。
4つ落としてしまった大きな原因はパッティングだったという。「3パットですね。グリーンに小さい傾斜が結構あってロングパットの距離感がつかみづらく、ファーストパットで距離を残してしまうことがありました。あとは入ってはいけないバンカーにいれたことと、アプローチミスです」と坂口。
 
6つのバーディは「ショットの調子はあまりよくなかったんですが、たまたまベタピンについたり、パー5のサードから近くまで寄せてバーディを獲れたのがすごくよかった」と、ラッキーもあったと振り返った。
 
とはいえラッキーをよろこんでばかりもいられない。初日のラウンドを終えた後に、真っ先に向かったのは練習場だった。「最近のミスは右プッシュ。コースで出ないように気をつけて練習をしてました」というようにスイングチェック。マイナビネクストヒロインゴルフツアーは、1日か2日競技の短期決戦。1打が大きく順位に影響する。それだけにミスの原因は、一つでもつぶしておかなければならない。
 
「明日こそ、まず、優勝! いいところまでスコアを伸ばしても、これまでは自分が落として自滅して負けることばかり。最終日は逆に伸ばせるようにしたいなって思っています。マネジメント不足で結果ばかり狙いにいくので、後半でスコアを落とすことが多い。そこにも気をつけていきます。ミスする傾向はわかっているんです」と、これまでとは流れを変えて“マイナビ初優勝”を狙いにいく。(取材/文・高木彩音)
 
※マイナビネクストヒロインゴルフツアーは、将来ツアーで活躍することを目指す若手女子ゴルファーが経験を積むための場を提供するトーナメントとして、2019年に始まった。23年は全15試合が予定されている。

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