連節バス+LRT? 名古屋の新交通「SRT」9月に車両と駅デザイン検討へ 決定は「2年計画」

具体的にどういう交通になるのか、いよいよ話し合われます。

名古屋市が構想する路面公共交通システム

 名古屋市は2023年4月26日(水)、新たな路面公共交通システム「SRT」の導入にあたり、トータルデザイン懇談会を開催していくと発表しました。 SRT(Smart Roadway Transit:路面公共交通システム)は、名古屋市が策定した新たな総合交通計画「名古屋交通計画2030」で「早急に実施する重点的な取組」に位置付けられている乗りものです。 SRTは連節バスとLRTの要素を兼ね備えたもので、フラット低床型でバリアフリー性に優れ、レールや鉄道設備が不要で導入が比較的スムーズとなり、さらに自動運転への対応も期待されています。 構想の中では、名駅から繁華街・栄までのアクセス輸送を担う「東西ルート」、それらと繁華街・大須や名古屋城などを環状に結ぶ「周回ルート」の2ルートでまず事業化を図ります。運行は10分間隔を想定しています。 今回の発表によると、SRTのデザインは2023年度から「2か年の期間」で進めていくとしています。懇談会ではまず4月にトータルデザイン、6月にデザインコンセプトや機能、9月ごろに車両仕様と乗降・待合空間、翌年2月ごろにトータルデザイン全体案を話し合う予定です。 懇談会委員は大学教授を含む各方面の専門家6名。4月11日に開かれた第1回懇談会では「通常のバスではできない取り組みがしたい」「どこを走ってるのかという軸を明確にするべき」「どれに乗ってどこで降りるのか、不安を覚えるのがバス。DXで解消できれば」などの意見が出ていました。 

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