「距離5m!? 危なすぎ」ロシア軍Su-35戦闘機 ルーマニア近海で哨戒機を5回も威嚇

かつての友好国ももはや敵なのでしょうか。

EU専門機関の依頼でポーランド国境警備隊が派遣

 ポーランド国境警備隊は2023年5月7日、黒海上空において、同隊所属の哨戒機1機がロシア空軍のS-35から威嚇を受け、一時危険な状態に陥ったと発表しました。 これはルーマニアが設けた作戦エリアの中で起きたもので、ポーランド国境警備隊はEU(欧州連合)の専門機関のひとつである欧州国境沿岸警備機関(FRONTEX)の指示に従い、航空機を派遣、任務に就いていたとのこと。

 事案が起きたのは5月4日で、ポーランド国境警備隊の固定翼プロペラ機L-410がルーマニアの指揮下で飛行中、ロシア空軍のSu-35戦闘機が無線接触なしで近づいてきたそう。その後、Su-35は攻撃的で危険なアプローチを5回も行い、それに伴い起きた乱気流でL-410は飛行機の制御を失い、著しく高度を落とすことになったといいます。 L-410の乗員によると、ロシア戦闘機は同機の機首のすぐ前を飛んだり、直前を横切ったりしたとのことで、最も近づいた時の距離は5m程度しかなかったとか。 ただ、ポーランド国境警備隊では、パイロットと乗員が落ち着いた対応を行ったことで、安全に飛行場へ着陸することができたとしています。

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