大谷翔平選手「WBC」決勝戦直前発言の裏側 侍ジャパン優勝秘話に迫る

【モデルプレス=2023/05/07】WBC(ワールドベースボールクラシック)で日本代表を率いた栗山英樹監督が、7日放送の『緊急特報!侍ジャパンWBC世界一の熱狂!』(よる7時~)に出演。WBCの秘話を語り尽くす。

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◆栗山英樹監督ら、侍ジャパン全7試合を貴重映像とともに振り返る

3月22日に、WBCにおいて決勝戦でアメリカを破り、第2回大会(2009年)以来となる世界一奪還を成し遂げた侍ジャパン。日本中を熱狂の渦に巻き込んだシナリオのないドラマから早や1ヶ月強。指揮官・栗山監督、そして侍ジャパンの選手たちは、いかにして頂点に上り詰めることができたのか?

同番組では、栗山監督、解説として動向を見続けた古田敦也、松坂大輔をスタジオに迎えるだけではなく、選手・関係者32人の証言をもとに、2021年の監督就任の際の心境から、ダルビッシュ有選手(サンディエゴ・パドレス)が献身的にチームを支えた宮崎キャンプの様子、強化試合、開幕戦から決勝戦までの侍ジャパン全7試合を貴重映像とともに振り返り、3時間にわたって世界一の真実に迫っていく。

◆栗山英樹監督、大谷翔平選手へのオファー方法告白

番組開始早々に、まず栗山監督が驚いたのはスタジオに実際の優勝トロフィーが用意されていたこと。そのトロフィーには、歓喜の渦の中で高々と掲げた選手たちの指紋が今でも色濃く残っており、さっそく決勝戦での激闘を思い起こさせる。

WBC優勝から、約1ヶ月。実は栗山監督も大会を通じて試合などを振り返るのは今回が初めてで、今でも「あの時、ああやっておけば良かったのかな」とふと感じることがあるとのこと。

また「僕がやっていいのかな?」という心境だったと思い返し、2021年の監督就任時に思い描いた理想のチーム作りについても言及。そして、甲斐拓也選手(福岡ソフトバンクホークス)が「ダルさん(ダルビッシュ有)の存在にたくさんの人が支えられた」と回想する宮崎合宿では、若手選手を熱心に指導するダルビッシュ選手の言動に「彼のおかげで本当にやりやすくなった」(栗山監督)と感謝の気持ちを述べる場面もあった。知られざる栗山監督とダルビッシュ選手とのキャンプ前のやりとりとは?

さらには、日本ハムファイターズ時代から6年ぶりに同じチームとして戦った大谷翔平選手(ロサンゼルス・エンゼルス)への「『空気』で伝えた」(栗山監督)という驚がくのオファー方法についても告白。ほかにも栗山監督は、ラーズ・ヌートバー選手(セントルイス・カージナルス)との初対面時でキュンと感じたエピソードや『たっちゃんTシャツ』に込めた想い、吉田正尚選手(ボストン・レッドソックス)召集の際には「WBCは僕の夢」という熱い想いをぶつけられたエピソードなども吐露する。

◆栗山英樹監督、ラーズ・ヌートバー選手&源田壮亮選手と交わした会話とは?

続いては、栗山監督が「苦しかった」と胸の内を明かす全勝で終えた1次ラウンド。ヌートバーの活躍、魔球『スイーパー』を駆使した大谷選手の快投などが印象に残る中、実は中国戦のあと、ヌートバー選手はふくらはぎに痛みを抱えていたことが発覚したと明かす。交代を促した栗山監督とヌートバー選手が交わした熱い会話とは?

さらに栗山監督が苦悩したのが韓国戦での源田壮亮選手(埼玉西武ライオンズ)の右手小指の骨折。小指が外側に曲がり、ボールを投げることもままならない状況だった源田選手が、栗山監督に涙で伝えた想いとは?

これまで明かされなかった、栗山監督の困難な決断を強いられる日々。それも全て、自分で決めルールから外れないよう邁進した栗山監督の強い気持ちからくるものだが、果たしてその答えとは?

オーストラリア戦で見せた大谷選手の自身の看板を直撃する特大ホームランや、日本球界のエース・山本由伸選手(オリックス・バファローズ)の魂の好投など名場面もたっぷりとお届けする。

◆栗山英樹監督、優勝果たした瞬間の心境語る

そして「違う戦いが始まる」(栗山監督)という気持ちで挑んだ、負ければ終わりの準々決勝・イタリア戦。2度目となる先発マウンドを託された大谷選手は、気迫を前面に出した吠える投球を見せるも、ピンチを迎えてしまう。栗山監督も「初めて」と語った大谷選手がマウンドで見せたある行動とは?

また、この日から、不調だった絶対的4番打者・村上宗隆選手(東京ヤクルトスワローズ)を5番に据え、吉田選手を4番に。これを決断した際「勝つという確率を高める立場にあった」という当時の苦しい心境も語った。

大谷選手、ダルビッシュ選手の投手リレーや、大谷選手の意表を突くセーフティーバントなど、印象に残るシーンも多かったイタリア戦に快勝した侍ジャパンは、やがて決戦の地をアメリカに。日本中が熱狂した、村上選手のヒットでサヨナラ勝ちを決めた準決勝・メキシコ戦の裏でも、様々なドラマが巻き起こっていた。

実は村上の打席の際に、城石憲之コーチとのやり取りで牧原大成選手(福岡ソフトバンクホークス)が緊張?劇的なサヨナラ打は、実は栗山監督のある決断によって生まれたものだったという。

こうして、野球史に残る1戦となった、アメリカとの決勝戦へと駒を進めた侍ジャパン。大谷選手VSマイク・トラウト選手(ロサンゼルス・エンゼルス)の勝負を、栗山監督はどのような気持ちで見つめていたのか?そして、優勝を果たした瞬間の心境とは?古田、松坂も交えて、決勝戦をプレイバックし徹底検証する。

◆大谷翔平選手の発言の裏側に驚きの出来事

また、優勝シャンパンファイトの後に、栗山監督と大谷選手で撮影した1枚の写真が存在。この時に交わされた2人の会話とは?後日談として決勝戦の前のロッカールームで大谷選手が「今日だけはメジャーリーガーに憧れるのはやめましょう」と円陣で語ったが、この発言の裏には、古田、松坂も驚いたまさかの出来事があった。

さらに、栗山監督が侍ジャパンを招集した際に選手やスタッフに送った直筆の手紙も公開。「やってやろうという気持ちになった」(村上選手)、「ここまでしてくれるんだという思い」(岡本和真選手・読売ジャイアンツ)と、選手とスタッフたちの心を1つにした手紙がもたらした奇跡とは?

WBC全7試合の興奮、感動、歓喜が一瞬で蘇える内容となっている。(modelpress編集部)

◆栗山英樹監督コメント

WBCの決勝戦から1ヶ月強が経ちましたが、その間、やはり一緒に戦った選手たちが各チームに戻り、ケガがないか、コンディションはどうか、元気でプレーできているのかが気になって仕方がありませんでした。例えばWBCとは直接関係のない理由であっても、戦線を離脱する選手がいるとすごく責任を感じてしまいますし、とにかく元気で活躍してほしいという思いが1番です。

今回の収録で初めて、改めて侍ジャパンの全試合を振り返りましたが、感動するシーンがたくさんありましたし、あの時はああだったなと思い出す場面もいっぱいありました。もちろん、この時は難しかったなと反省することもありますが、古田さん、松坂さんもそうですが、過去に日の丸を背負って戦った人たちをはじめ、応援してくださった全ての皆さんが喜んでくださったので、本当に良かったなとしみじみ感じました。

思い返してみても、収録中にも言いましたが、栗林(良吏)選手がチームを離れていく時や、骨折した源ちゃん(源田壮亮)が痛みに耐えて命がけでスリーバントしてくれたことが、すごく印象に残っています。ただやっぱり、準決勝での宗(村上宗隆)のサヨナラヒットや、決勝戦でダル(ダルビッシュ有)と(大谷)翔平が8回、9回を投げ切ったあのシーンというのは、一生忘れないでしょう。今日は選手たちが、それぞれの当時の想いを語ってくれていましたが、牧原(大成)選手の言葉には「悪かったなぁ…」と(笑)。プレッシャーをかけてしまっていましたね。

野球には色々な考え方があります。僕が監督をやって、勝った結果が正しいと思ってほしくないんです。超一流のプレーヤーだった古田さんと松坂さんが今回の戦いをどう感じていたのかを知れたのも、僕にとっては大きな収穫でした。

野球ファンや野球をやっている子どもたちからも大きな注目を集めていた今回のWBCですが、感動は薄れていくもの。この機会に、もう1度、いかに色々なドラマ、人が頑張れる要因がそこにあったのかを確認していただいて、皆さんに前に進んでいただければ、こんなに幸せなことはありません。また、子どもたちの野球への熱が高まったのであれば、最高です。そこも含めて選手たちには「野球の伝道師」として、背負ってもらっていましたから。やっている時は、もちろんその瞬間、瞬間は必死でしたが、今から7試合全部勝ちきれと言われると、結構大変なことだなと。そういう意味でも、選手たちは本当に良く頑張ってくれたなと、改めて痛感しているところです。

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