歓喜のナポリで悲劇…優勝決定後に死傷者発生

 “33年ぶりの栄光”に歓喜するナポリだったが、試合後に悲劇が起こったようだ。5日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。

 セリエA第33節が4日に行われ、ナポリがウディネーゼと対戦した。敵地に乗り込んだナポリは序盤に先制ゴールを献上するも、ナイジェリア代表FWヴィクター・オシムヘンの得点でゲームを振り出しに戻し、試合は1-1で終了。これによりナポリが、2位ラツィオとの勝ち点差を「16」に広げ、5試合を残してセリエA制覇を決めた。

 そんな中、優勝決定後にピッチへ傾れ込むナポリサポーターに対し、一部のウディネーゼサポーターが激怒。ベルトや棒を持ってピッチに乱入した。数分間、ナポリサポーターとの乱闘が続いたが、機動隊員がピッチに入り事態は収束。この一件により、2名が骨折し、近くの病院に運ばれたという。

 また、祝賀ムードに染まるナポリの街でも試合後に悲劇が起こる。スクデットを祝うために、多くのサポーターが集まったヴォルトゥルノ広場で銃撃事件が発生。男性1名が命を落とした。銃撃以外にも、転倒による骨折や裂傷などにより、合計203名が負傷したようだ。

 同紙は、スクデットの祝賀会と銃撃事件に、直接的な関係はないと伝えている。

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