初年度は混迷も…チェルシーオーナー、長期的な計画と強調「解決できると信じている」

 チェルシーのトッド・ベーリー共同オーナーが、ファンの不満を理解していることを強調しながら、チームの立て直しに自信をのぞかせた。4日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』が伝えている。

 昨年5月に就任したベーリー共同オーナーの下、新体制となったチェルシーは2回の移籍市場で6億ポンド(約1010億円)以上の大型補強を敢行したが、その影響で30人以上の選手が在籍することになり、チームはまとまらず。指揮官も2度交代を行い、現在は今季終了までとなる契約でOBのフランク・ランパード氏が暫定監督を務めているものの、就任後6連敗でプレミアリーグでは現在暫定ながら12位に位置している。

 クラブの歴史上最悪のシーズンの1つとも呼ばれている状況に、昨年就任したベーリー共同オーナーら上層部への批判の声は大きくなっているが、ベーリー氏は3日に行われたミルケン協会の会議の場でチェルシーを常勝軍団に戻すことへの意欲を見せた。

「これは長期的なプロジェクトであり、長期的に熱心に取り組んでいくというのが私たちの見解である。私たちはこれを解決できると強く信じている。世界最高のリーグで、世界最高の都市という信じられないような場所を持っている」

「世界すべての国にトップ選手の市場があり、それらの市場はそれぞれ異なっている。ポルトガルの市場、フランスの市場、イギリスの市場があるので、それぞれの市場でうまくやらなければならない。そして、もちろんチームを構築する必要もある。監督はチームの指揮者だからね」

 チェルシーはファイナンシャル・フェアプレー(FFP)規則への抵触を避けるために、今夏の移籍市場では多くの選手を売却しなければならないが、新しくストライカーやミッドフィルダー、ゴールキーパーなどを獲得することも狙っていることが報じられている。

 今夏の補強についてベーリー共同オーナーは「あらゆるグローバル的な側面も含め、さまざまな市場について私たちが学んだことはたくさんある」と語りながら、「ファンたちは要求している。彼らは勝利を望んでいるし、私たちはそれを理解している。私たちも勝つことを望んでいる」とチーム再建への意気込みを示した。

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