御堂筋「側道廃止」道頓堀~長堀通で西側も閉鎖へ 2025年までに「歩道化」工事着手へ

なんば~長堀通の側道廃止が完了します。

最終的には難波~淀屋橋で「丸ごと歩道化」

 大阪市は2023年4月26日(水)、南北のメインストリートである御堂筋で、道頓堀橋北詰から長堀通までの約600mの西側側道を閉鎖すると発表しました。閉鎖は5月24日(水)正午の予定。 御堂筋では2019年策定の「御堂筋将来ビジョン」で、2025年の大阪万博までに側道をすべて歩行者空間化し、さらに2037年を目標に、本線をふくめた御堂筋全体を歩行者空間化するとしています。 これまで千日前通(難波交差点)~道頓堀橋北詰までが歩道化済み。道頓堀橋北詰~長堀通では東側が昨年11月から工事着手となっています。西側も1か月半にわたり「社会実験」として閉鎖されましたが、今回いよいよ正式に閉鎖となります。両側の整備完了は2025年3月の予定で、長堀通から淀屋橋までのスケジュールは仮閉鎖の社会実験を含め未定となっています。 御堂筋の側道はバス・タクシー乗り場と荷さばきスペースの機能を持っていましたが、歩道化後は本線上に設けられる切り欠き部で対応します。なお御堂筋のシンボルである、本線と側道の間に植えられているイチョウ並木はそのまま残される予定です。 御堂筋は、国土交通省が指定する「歩行者利便増進道路(ほこみち)」の初事例として、神戸市・姫路市とともに2021年に指定。ここでは道路空間を露店やイベントなどで民間が占用する際の認定基準が一部緩和され、「賑わいのある道路空間」を実現しやすくなります。 

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