単独首位から出た星野陸也は、岩田寛に逆転許し再び2位敗戦「ゴルフは自分のなかでは確率」【上位選手のコメント集】

<中日クラウンズ 最終日◇30日◇名古屋ゴルフ倶楽部和合コース(愛知県)◇6557ヤード・パー70>
 
トータル11アンダーの単独首位で最終日をスタートした星野陸也だったが、最終組で直接対決となった岩田寛のバーディラッシュについていけず、「悔しい」2位に終わった。今季は国内で3戦に出場して、いずれも最終日をいい位置で迎えながら勝ちを逃している。
「ゴルフは自分のなかでは確率だと思っている。常に確率の高いゴルフをして、いつか自分が今回の岩田さんのような、一気に2位を突き放すスコアを出したりとか。確率の高いショットの技術をもっと増やして、次こそは2位を寄せつけないくらいのゴルフをできるように、また練習してきます」
 
星野は昨シーズン、国内ツアー21試合に出場してトップ10入りが11回でツアー1位。そのうち、3位1回、2位3回、優勝1回を記録した。今シーズンもここまで3試合の出場で2位が2回と、高い確率で優勝争いに絡んでいる。
 
このあと、国内ツアーは2週間のオープンウィークとなる。今年は昨シーズンの国内ツアー賞金ランキング2位の資格で欧州ツアーに参戦している星野。そのカテゴリでは今週イタリアで開催される「イタリアオープン」(5月4~7日)のウェイティング5番目となっている。「ウェイティング1番くらいだったら来週以降かなと思っているんですけど、基本的には再来週のベルギーの試合に向けて行く」。その翌週のベルギー開催の「ソウダルオープン」(5月11~14日)は星野まで出場資格が下りてきている。欧州でも確率の高いゴルフをみせたい。
 
その他、上位選手のコメント集。
 
■蝉川泰果(トータル11アンダー・3位)
「あれだけいいゴルフをして差をつめられなかったので、今回は岩田さんがすごいと思いました。隙がなかった。パッティングもショットもアプローチもすべて、完成されていると思います。岩田さんみたいなオールマイティなスタイルのプレーヤーが、PGAツアーでも活躍している。自分もすべてのレベルを上げていきたい」
 
■石川遼(トータル10アンダー・4位)
「本当にティショットがだいぶ良くなったというか、きょうはほとんどいい感じだった。だから流れもそんなに悪くなかったですし、ちょっともったいないボギーもあったんですけど、悪い方にズルズルいくことなく食い止められた。そこで、いいのを続けていくみたいな、いい方にいく波が欲しかったですね」
 
■堀川未来夢(トータル8アンダー・5位)
「(14番でティショットが左OBでダボ)欲が出ましたね。スプーンのスティンガー(3番ウッドの低い球)を打てば良かったのに。雨で下が転がらないし、ドライバーを持つのも嫌だし、14番は飛距離が必要だったのでスプーンでドローを狙いにいった。その日初めてドロー系を打ったらちょっとつかまりましたね。そのOBがすべてでした」
 
■服部雅也(トータル7アンダー・6位タイ)
「全体的に4日間としてパターが良かったと思うのと、でもやっぱりショットの精度が足りないのを痛感した。デビュー戦にしては自分なりに良かったと思います。もしかしたら来週とか急に自信が湧いてくるかもしれない(笑)。今はたまたまくさいなぁと。(トップ10入りで次戦に出場)また、レギュラーに出られるのはうれしいですね」

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