日本女子代表DF南萌華が所属するローマが、セリエA女子初優勝を成し遂げた。
ローマはレギュラーシーズンを16勝2分の首位で終え、上位5チームが優勝をかけて総当たりで戦う「プーレ・スクデット」に進出。29日に行われたフィオレンティーナ戦も2-1で勝利してプレーオフ5連勝を収め、3試合を残してリーグ制覇が決まった。なお、南はフィオレンティーナ戦で先発出場し、73分までプレーした。
ローマの女子チームは2018年に創設され、当時ローマを本拠地としていたクラブからライセンスを引き継ぐ形でセリエAに参戦した。2020-21シーズンにコッパ・イタリアを制し、初タイトルを獲得。2021-22シーズンのセリエAでは2位フィニッシュを果たし、今季の女子チャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得した。
今季の女子CLでは強豪バルセロナを相手に準々決勝で涙を呑んだが、リーグ戦では前述の通り圧倒的な戦績を収めてユヴェントスの連覇を「5」で止めた。また、昨年11月にはスーペルコッパ・イタリアーナ(スーパー杯)を制しており、これで今季2冠目。6月4日に行われるコッパ・イタリア決勝でユヴェントスを下せば、国内3冠達成となる。
昨年夏に三菱重工浦和レッズレディースからローマに加わった南は、主力の一員として活躍中。今季はリーグ戦22試合と女子CLの7試合に出場している。
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