ブライトン、今季最多の6ゴールでウルブスを粉砕…途中出場の三笘薫は6点目を誘発

 プレミアリーグ第34節が29日に行われ、ブライトンとウルヴァーハンプトン(ウルブス)が対戦した。

 ブライトンは23日に行われたFAカップ準決勝のマンチェスター・U戦をPK戦の末に落とし、40シーズンぶりの決勝戦進出を逃していた。続く26日に行われたプレミアリーグ第33節ノッティンガム・フォレスト戦も1-3で敗北。現在公式戦2試合未勝利となっている。来季のヨーロッパのカップ戦出場権を獲得するためにも、公式戦3試合ぶり、プレミアリーグ2試合ぶりの白星を掴みたい。一方のウルブスは直近5試合を3勝1分1敗と上々の成績で駆け抜けている。現在13位となっており、プレミアリーグ2連勝を狙う。

 ブライトンは前節からスターティングメンバーを5名変更。大幅な入れ替えを敢行し、前節までプレミアリーグ16試合連続のスタメン出場を飾っていた三笘薫はベンチからのスタートに。先発を外れてベンチスタートとなるのは、負傷期間を除くと昨年10月に開催された第11節ブレントフォード戦以来のこととなる。パスカル・グロスやソリー・マーチらは“連勤”で先発に名を連ねた。一方のウルブスはルベン・ネヴェス、マテウス・ヌネス、ジエゴ・コスタらがスタメンに入った。

 試合は立ち上がりの6分に動く。ブライトンは左サイドを駆け上がったペルビス・エストゥピニャンがクロスボールを送るも、ここは合わずにファーサイドへ。流れたボールを拾ったマーチがマイナスへ繋ぐと、ジョエル・フェルトマンがダイレクトでボックス内へ送る。ダニー・ウェルベックが軸裏でコースを変えると、最後はデニズ・ウンダヴが押し込んだ。ホームチームのブライトンが幸先良く先手を取っている。

 続く13分にもブライトン。ピッチ中央付近でのボール奪取から、パスを受けたフリオ・エンシソが一気にスピードアップ。ペナルティエリア手前まで持ち運んで右へ繋ぐと、フリーでボックス内に侵入したグロスが左足ダイレクトでゴールネットを揺らした。

 攻撃の手を緩めないブライトンは26分、左サイドから仕掛けたエンシソがカットインから中央へ繋ぐと、パスを受けたグロスがファーストタッチから右足一閃。ファーストタッチが浮いたところから強烈なボレーシュートを叩き込み、早くも3点目を記録。39分にはエストゥピニャンのクロスボールからウェルベックが叩きつけるヘディングシュートを沈め、ブライトンが前半だけで4点をリードしてハーフタイムに突入した。

 後半に入ってもブライトンの勢いは止まらない。48分、ペナルティエリア手前で相手の処理が中途半端になったボールを狙っていたウェルベックが、左足で狙い澄ました一撃を沈める。56分にはウェルベックとマーチを下げて三笘とファクンド・ブオナノッテをピッチに送り出した。投入直後の57分には左サイドでパスを受けた三笘が得意のドリブルでペナルティエリア左の深い位置に侵入し、折り返しからウンダブがシュート。ここは相手のブロックに阻まれている。

 66分にはウルブスのGKジョゼ・サからのボールがM・ヌネスに入ると、三笘とウンダヴが猛烈なプレッシングでボールを奪う。最後はフリーでペナルティエリア右に侵入したウンダヴがGKを嘲笑うかのようなループシュートを沈め、ブライトンが今季の1試合最多得点を更新する6点目を挙げた。

 試合はこのままタイムアップ。圧巻のゴールラッシュを見せたブライトンが公式戦3試合ぶり、プレミアリーグ2試合ぶりの白星を飾った。一方のウルブスは立ち上がりから守備が崩壊し、2試合ぶりの黒星を喫している。

 この後、ブライトンは5月4日に第28節延期分のホーム開催マンチェスター・Uに臨む。一方のウルブスは6日、次節のプレミアリーグでアストン・ヴィラをホームに迎える予定だ。

【スコア】
ブライトン 6-0 ウルヴァーハンプトン

【得点者】
1-0 6分 デニズ・ウンダヴ(ブライトン)
2-0 13分 パスカル・グロス(ブライトン)
3-0 26分 パスカル・グロス(ブライトン)
4-0 39分 ダニー・ウェルベック(ブライトン)
5-0 48分 ダニー・ウェルベック(ブライトン)
6-0 66分 デニズ・ウンダヴ(ブライトン)

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