つくばエクスプレスがタイムスリップ? ドラマ『ペンディングトレイン』話題 速いので本当にそうなっても驚かない?

ドラマ『ペンディングトレイン』の第1話が、4月21日に放送され、飛ばされた異世界が30年後の日本なのではという情報が明らかになりました。この展開に同路線の速度ならありえるという意見がネットではありました。

TXの速度のせいで時間移動した可能性が!?

 ドラマ『ペンディングトレイン』(TBS系)の第1話が、2023年4月21日に放送されました。

 同作は、都心へ向かうつくばエクスプレス(TX)車両のうち1両が荒廃した異世界に飛ばされてしまうという設定で、車内の撮影はTXを運営する首都圏新都市鉄道の協力を得て、本物の車両を使って行われています。 第1話終盤では、携帯電話の電波どころか、水や食料すらない荒廃した世界が、30年以上未来の日本であるという可能性が、残った建造物や、特殊な植物が自生している状況から明らかになりました。 つくばエクスプレスの車両が乗客共々タイムスリップしたという衝撃の展開にSNSでは、「つくばエクスプレスはホントにすごいスピードだからタイムスリップしても不思議じゃない」「つくばエクスプレスの最高速度がエグいとかそういうことが設定に関わってくるかも」と、同車両の速度がかなり速いため、この展開に納得してしまうという意見がありました。  実際にTXの最高速度は130km/hで、首都圏の私鉄としては最速となっています。また、TXの快速はつくば~秋葉原間を58.3kmを45分で結びます。表定速度(停車時間も含めた平均速度)にすると77.7km/hとなり、別料金がかからない通常列車ではかなり速い部類です。 特に、守谷~つくば間は表定速度103km/hという高速で運行します。一部区間とはいえ、この数字は2022年、新幹線以外で最も表定速度が高い列車だった、北陸本線の特急「サンダーバード」の表定速度106km/hに迫るスピードで、ネタになるほどの速さがTXにはあることがうかがえます。 なお、ドラマ放送最後の注意書には「このドラマはフィクションです――」との定型文と一緒に、「つくばエクスプレスは、安全運転に万全を期しています」という文言が追加されていました。その万全さは、世界で話題になったことも。2017年にTXは、下り列車が南流山駅を定刻より約20秒早く発車したとして、謝罪し、BBC、ニューヨーク・タイムズなどの海外大手メディアで、わずかな時間の早発にも関わらず謝罪したことを、驚きをもって報じました。 ちなみに、放送後のSNSには他にも「つくばも都心から見れば異世界かも」といった自虐コメントや、「つくばエクスプレスに乗ると異世界サバイバルしないといけないらしい」「つくばエクスプレスに乗ると異世界に行くかもしれないのかw 常磐線でよかった」といったネタにするコメントなども見られました。

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