
え、ミサイル全寄贈!?
送った分の穴埋めはRBS 70で対応
ラトビア国防省は2023年4月21日、ドイツのラムシュタインで開催されたウクライナ防衛に関する会合で同国が保有する全てのFIM-92「スティンガー」携帯式防空ミサイルシステムをウクライナへ寄贈することを決定しました。
スティンガーは特にロシア軍の攻撃ヘリに対しての有効性が期待されており、ウクライナが供与を強く求めている兵器のひとつです。既にラトビアの保有する全てスティンガーは4月24日に輸送機に積まれ、ウクライナへ運ばれているようです。 なお、ラトビア軍はゼロになってしまったスティンガーの穴を、スウェーデン製の携帯式防空ミサイルシステムであるRBS 70で補うとのことです。 ロシア及びベラルーシと国境を接しているラトビアは、いち早くウクライナへの支援を表明した国にひとつで、他にも軍用ヘリや車両など、既にGDPの1%以上に達する3億ユーロ(約440億円)相当の軍事援助を行っています。 また、変わった支援策としては、電動スクーターや、飲酒運転者から押収したクルマをウクライナに送ったこともありました。