飛んだ! トルコ初のジェット機「ヒュルジェ」初飛行に成功 計画では軽攻撃機にも

トルコ国産の超音速機、誕生するか?

初飛行は26分間

 TAI(トルコ航空宇宙産業)が開発中の国産ジェット練習機「ヒュルジェ」(Hurjet)が2023年4月25日(火)、初飛行に成功しました。 場所はトルコ中央部のカフラマンカザンにあるアクンチミュルテッド飛行場。ここにはTAIの航空機工場があり、滑走路を離陸した「ヒュルジェ」は、高度1万4000フィートで約250ノット(約463km/h)のスピードを記録、26分飛んだのち無事着陸しています。

「ヒュルジェ」は、トルコ空軍が現在運用しているアメリカ製のT-38「タロン」ジェット練習機の後継と位置付けられているほか、空対空ミサイルや空対地ミサイル、各種爆弾などを搭載して軽攻撃機へと発展させる計画もあるそうです。 TAIによると「ヒュルジェ」は全長13.6m、翼幅9.5m、全高5.1m、主翼面積は25平方メートル、全備重量は1万7600ポンド(約7983.2kg)。乗員数は2名で、ターボファンエンジンを1基備え、航続距離は2222km、最大速度はマッハ1.4を計画しているとのこと。 なお、TAIでは、トルコ空軍から「ヒュルジェ」最初の生産ロット分4機について2025年までの引き渡し予定で売買契約を結んでいるといいます。

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