マンUに警告!? ラキティッチ、本拠地での一戦に絶対的な自信「僕たちが立ち上がったら気を付けろ」

 セビージャの元クロアチア代表MFイヴァン・ラキティッチが、20日に行われるヨーロッパリーグ(EL)・準々決勝セカンドレグのマンチェスター・U戦に向けて胸中を明かした。19日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

 今季はラ・リーガ残留争いに巻き込まれ、2度の指揮官交代に踏み切るなど、苦しんでいるセビージャ。それでも大会最多6度の優勝を誇るELでは、スペイン勢唯一の生き残りとして準々決勝でマンチェスター・Uと激突した。13日のファーストレグは、2点ビハインドから追いつく底力を見せて、2-2のイーブンで折り返している。

 まず、ラキティッチは「マンチェスター・Uとの対戦で、再びベスト4に入るということが、どのような意味を持つのかを理解しているから、試合が始まるのが待ちきれないよ。僕たちのエンブレムを身につける全ての人々に、素晴らしいこの体験を楽しんでもらう」と高揚感を口にした。

 またラキティッチは、マンチェスター・Uに対して「セビージャが立ち上がったら、気を付けろ」と警告。セカンドレグの会場が本拠地『ラモン・サンチェス・ピスフアン』であることが、相当な自信に繋がっている同選手は「バルセロナ移籍した時から、そのことに気づいていた。だから、チームメイトには『木曜日は試合じゃない、何か別のもになる』と伝えてある。僕がバルセロナの選手としてここに来ると、当時のチームメイトも一様にそう唱えていたんだ」と告白しつつ、「木曜日はクレイジーになる。ホテルを出発する時にね、バスから降りればいんだ。そして、ファンと一緒のバスに飛び乗ろう…伝染しそうな雰囲気だ」とジョークを交えつつも、セビジスタとともに戦うことを誓った。

 マンチェスター・Uとの直近5試合の対戦成績は、3勝2分と大きく勝ち越しているセビージャ。欧州大会で格上を何度も撃破した同クラブについて、ラキティッチは「どこに行ってもヨーロッパリーグの話をすれば、セビージャの大会であることは分かってもらえる。準決勝に進めるかどうかは保証できないが、ピッチ上にすべてを置いていくことは約束する」と覚悟。続けて「彼らはヨーロッパで最高峰のクラブのひとつだ。なにせ、レアル・マドリードの主力選手と契約できるクラブなのだから。その事実が、彼らのクラブとしての格を物語っている」と明かしている。

 セビリアの“赤き血”が沸き立ち、熱狂が渦巻く『ラモン・サンチェス・ピスフアン』。セビージャは、この大きなアドバンテージを生かすことができるのだろう。注目の一戦は日本時間20日の4時にキックオフを迎える。

externallinkコメント一覧

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)