ウクライナ軍 NATOとの協力を深化へ スウェーデンで25年ぶりの大規模演習に初参加

スウェーデンでNATO演習やるのも同国の加盟を見据えての模様。

14か国、計2万6000人が参加する一大実動演習

　ウクライナ軍参謀本部は2023年4月17日、同日よりスウェーデンで始まった多国間合同演習「オーロラ23」に将兵を参加させていることを明らかにしました。「オーロラ23」はスウェーデンで実施される実動演習としては過去25年間で最大規模のものだそうで、アメリカやイギリス、フランス、ドイツ、ポーランドといったNATO主要国のみならず、先日NATO加盟が決まったフィンランドや、中立を堅持するオーストリアなど計14か国が参集しています。

　演習の参加人数は総計で約2万6000人にものぼるそうで、来月（5月）中旬までスウェーデン全土を舞台に陸、海、空の様々な訓練が実施されるとのこと。　ウクライナ軍参謀本部では、この演習に将兵を参加させることで、NATOに加盟する各国軍との協力関係を深化させることができるほか、スウェーデン軍とは相互運用性（インターオペラビリティ）を強化させるとしています。