気づいたらスパイクの鋲がない! 修理? どうすればいい? ゴルフシューズの寿命は短いという事実

忘れがちですが、ゴルフシューズはすべてのストロークにかかわる重要なゴルフアイテムです。
ソフトスパイクとスパイクレスのシェアが逆転したというデータもありますが、交換可能の樹脂製のスパイク鋲のソフトスパイク愛好者は、まだまだたくさんいます。
さて、朝のロッカーでスパイクの鋲が抜けているのを発見したら、どうしますか?
ゴルフコースのショップに鋲があれば交換ができますが、ネジのフォーマットがメーカーやブランドでいくつかあるので、合うものでなければ交換できません。

更に問題があります。長時間、鋲が取れたままプレーすると、ネジ山が崩れて、交換できなくなってしまうのです。ソフトスパイクも、鋲が取れたら、交換はせずに、新しいシューズに新調するというゴルファーが増えていると聞きます。それは、ある意味で、正解なのかもしれません。

トーナメントプロは、ゴルフシューズを最長でも1ヶ月で新調するそうです。基本は毎試合、新しいシューズを履きます。ゴルフシューズは、丈夫なので、壊れるまで履くなら10年ほど保つケースもありますが、機能的な寿命は驚くほど短いのです。

スイング中に負荷がかかる、横の動きに耐える機能が弱くなれば、シューズの中で足が動くようになってしまい、飛距離にも方向性にも影響します。その機能が落ちれば、アイアンでも2ヤードほど飛距離が落ちるというデータもあり、20ラウンド程度で機能的には限界になるそうです。プロが毎試合、シューズを新調するのは、新品のときが最も機能することを知っているからです。

昭和の頃は、良いシューズは一生モノとして扱われました。ソール交換、アッパー交換という修理があって、大切に使用すれば、修理でほぼ新品にすることができたからです。逆にいえば、歩くことに特化していて、スイング中の機能は、今ほど、高くはなかったのだと思われます。

令和になった現在ですが、ゴルフシューズを大事にして、履き潰すまで使用するのを否定はしません。ものを大事にするのは良いことです。しかし、気分転換も含めてシューズは1年程度で交換するのが実は正解なのかもしれません。僕は7年ぐらい前から、1年でゴルフシューズを新調するようにしていますが、やはり履き替えた直後が最もボールが飛びますし、スコアも安定するように感じます。

最後に、もう一度だけ書きます。ゴルフシューズはすべてのストロークにかかわる重要なゴルフアイテムなのです。

(取材/文・篠原嗣典)

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