これぞ“EL盟主”の底力! 指揮官、マンU相手の同点劇に驚嘆「セビージャは大会に魂をかけている」

 セビージャを率いるホセ・ルイス・メンディリバル監督が、13日に行われたヨーロッパリーグ(EL)・準々決勝ファーストレグのマンチェスター・U戦を振り返った。同日、スペイン紙『アス』が伝えている。

 今季は低迷が続くセビージャを残留させるべく招へいされたメンディリバル監督にとって、就任3試合で迎えたEL・準々決勝ファーストレグの大一番。『オールド・トラフォード』に乗り込んだセビージャは、前半に2失点を許すなど厳しい状況に立たされながらも、試合終盤に2つのオウンゴールで同点に。このまま2-2でファーストレグを折り返している。

 敵地で逆境を跳ね返し、準決勝進出に追い風が吹いているセビージャ。EL最多優勝回数を誇るクラブの底力に驚嘆したメンディリバル監督は「セビージャはこの大会に魂をかけている。何かを持っていて、そして、それを信じている。みんな、狂ったように祝杯をあげていたよ」と同点劇を振り返った。

 一方でメンディリバル監督は、冷静に試合を分析。立ち上がりの低調なパフォーマンスについては「我々は前半30分頃までとても悪く、相手に良い時間を与えてしまった。ピッチ上でのポジショニングも中途半端で、パスは繋がらない。それでも徐々に、危険な状況を作らせずに、どんどん良い方向に向かっていった」と口にしつつ、「ハーフタイムには、ゴールが決まれば試合に入れると話をした。フットボールとは何か…何も起こらないよなプレーのなかで、ヘスス(・ナバス)が1-2としたことで、彼らは恐怖を感じただろう。結局、我々は試合に勝つことすらもできたはず。フェアではないけど、結果は良いものだ」と逆転できる手応えを掴んでいたようだ。

 ELの盟主たる力を発揮し、セビジスタが待つ『ラモン・サンチェス・ピスフアン』でのセカンドレグにイーブンな状態で臨めるセビージャは、マンチェスター・Uを退けて、大会通算7度目の優勝に近づくのだろうか。注目の一戦は、日本時間21日の4時にキックオフを迎える。

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