指揮官交代により『夢の劇場』へ…メンディリバル監督、自身初のELに「抽選に当たった気分だ」

 セビージャを率いるホセ・ルイス・メンディリバル監督が、13日に行われるヨーロッパリーグ(EL)・準々決勝ファーストレグのマンチェスター・U戦に向けて意気込みを語った。12日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

 今シーズン3人目の指揮官としてホセ・ルイス・メンディリバル新監督を招へいしたセビージャ。エイバルなどで実績を積み、“残留争い”を知り尽くした同指揮官は、就任後のラ・リーガ2試合で1勝1分とまずまずの滑り出しに。セビージャも13位にまで浮上し、降格圏との勝ち点差は「5」に開いている。

 セビージャはシーズン序盤戦から低迷が続き、リーグ戦で熾烈な残留争いに身を置く一方で、やはりELでは“盟主”たる底力を見せて、スペイン勢唯一のベスト8入りを果たしている。迎える準々決勝の相手はマンチェスター・Uだが、メンディリバル監督は「相手のことを考えるだけでなく、相手に対して自分たちの武器で勝負しなければならない。彼らには非常に優れた選手がいるが、歴史的に見てもセビージャは、優勝候補ではないとはいえ、このような試合の進め方を熟知している」とクラブに受け継がれるメンタリティに言及した。

 また、これまでにエイバルやバジャドリード、オサスナなどのスモールクラブを率いることが多かったメンディリバル監督にとっては、キャリア初となるELでの指揮に。高揚感を口にした同指揮官は「この試合で指揮を取れるなんて…まるで抽選に当たったような気分だ。オールド・トラフォードに来るために、私はきっと何かをしたに違いない」と万感。それでも「初めてのヨーロッパリーグだから、とてつもなく興奮しているし、とても待ち遠しい。ただ、ここに来ることだけが目的ではなく、良い結果を出すことが目的なんだ。相手へのリスペクトを胸に、試合に勝つよ」と闘志を燃やしている。

 EL最多優勝回数を誇るセビージャの指揮官としてメンディリバル監督は、今季好調のマンチェスター・Uから先勝を挙げることはできるのだろうか。注目の一戦は、日本時間14日の4時にキックオフを迎える。

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