秋の日程は? PGAツアーが今年の“フェデックスカップ・フォール”を発表

2024年から米PGAツアーは1月はじまりにスケジュールが変更され、来季は1月から8月にレギュラーシーズンが開催される。それにともない今年の9月~11月は「2023年・フェデックスカップ・フォール」として7大会が開催されるとPGAツアーが正式発表。出場資格、勝者が得るものなど詳細が明らかになった。
23年の“フェデックスカップ・フォール”は10月19~22日に日本で開催される「ZOZOチャンピオンシップ」を含む全7大会で、賞金総額は566万ドル(約75億円)となる。以下が、フォールの大会。

•9/14~17 フォーティネット選手権
•10/5~8 サンダーソン・ファームズ選手権
•10/12~15 シュライナーズ・チルドレンズ・オープン
•10/19~22 ZOZOチャンピオンシップ
•11/2~5 ワールドワイド・テクノロジーズ選手権
•11/9~12 バターフィールド・バミューダ選手権
•11/16~19 RSMクラシック

これらのフェデックスカップ・フォールに出場できるのは22−23シーズン終了時のフェデックスカップランキング51位以下の選手で、最大の目的は来季の出場資格の順位を上げること。その結果で、24年は8大会開催される高額賞金の“格上げ大会”への出場権獲得を目指すことになる。22−23シーズンのレギュラーシーズンで獲得したポイントはそのまま継承され、フェデックスカップ・フォールで獲得したものを加え、51~70位が来季のフル出場権を獲得、その中で51−60位は24年の最初の“格上げ大会”(セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズを除く)2試合への出場権を得る。

また22−23シーズンでフェデックスカップランキング71−125位の選手は、フェデックスカップ・フォールに出場することで来季の出場権を維持する。126位以下はフェデックスカップ・フォールに出場することができるが、来季の出場権はこれまで通り「125位」となる。

一方、トップ50で今季を終えた選手もフェデックスカップ・フォールに出場することができる。つまり、例えば今季松山英樹が50位内の上位で終えている場合や、その他のトップ選手もZOZOチャンピオンシップへの参戦はもちろん可能となる。これらの選手はすでに来季の“格上げ大会”の出場資格を得ているためフェデックスポイントは獲得しないが、賞金、世界ランキングポイント、優勝した場合に得る他の出場権などを得ることができる。

フォールの各大会は優勝が500ポイントで、来季開幕戦となる「セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ」への出場権、「マスターズ」などのメジャー大会への資格も獲得する。

これまでのフォールシリーズ9大会から2試合減。「ヒューストン・オープン」は来季からレギュラーシーズン開催。また19年まで秋に中国で開催されていた「WGC-HSBCチャンピオンズ」は今年は開催されないとした。

来季から“格上げ大会”は出場が70~80名と限定的なフィールドになり予選カットなし。高額賞金で、さらにフェデックスポイントもレギュラー大会よりも大きくなるとジェイ・モナハン会長は選手にメモを送付済み。今季51位以下の選手らにとってはこのフェデックス・フォールでポイントを獲得して来季“格上げ大会の出場への道を目指すことになる。(文・武川玲子=米国在住)

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