マンCに完敗も、バイエルンのトゥヘル監督が手応えを明かす「奇妙に聞こえるかもしれないが…」

 チャンピオンズリーグ(CL)・準々決勝ファーストレグが11日に行われ、バイエルン(ドイツ)は敵地でマンチェスター・Cに0-3と完敗を喫した。試合後、バイエルンを率いるトーマス・トゥヘル監督が『プライム・ビデオ』のインタビューにて試合を振り返った。

 試合は27分、マンチェスター・Cのスペイン代表MFロドリに左足で狙い澄ましたミドルシュートを決められ、バイエルンは1点ビハインドを強いられる。後半頭にはドイツ代表FWレロイ・サネがゴールに迫るシーンを作ったものの決められず。70分には最終ラインでのミスからポルトガル代表MFベルナルド・シルヴァに追加点を許すと、77分にはノルウェー代表FWアーリング・ハーランドにもゴールを決められ、終わってみれば0-3と敵地でのファーストレグで完敗を喫していた。

 試合後、トゥヘル監督は「結果はまったくもって納得できるものではない。自分たちが有利な局面で、ミスから結果的に罰を受ける形となってしまった。今日の我々は、ただただ残酷に罰せられたんだ」とコメント。スコア的に見たら完敗となった一戦を悔やみつつも、「0-2となるまでは良いパフォーマンスができたと思う。結果だけを見てすべてを悪く捉えたくはない。70分までは良いパフォーマンスができたのだから」と続け、後半立ち上がりから追加点を許すまでの時間帯でチームが見せたパフォーマンスを褒め称えた。

 一方で、結果に直結する得点のみにフォーカスすると「少なくとも我々は1点は取らなければならず、逆に相手に1〜2点を多く与えてしまった。選手たちは少し自信を失い、本来の姿ではなかったように思う」と話した。「もちろん、この結果は我々にとって痛い。非常に苦い敗北だ」と結果に失望感を示しつつ、以下のような言葉でチームがピッチの上で見せた姿を評価している。

「私は今日、我々のチームが見せたパフォーマンスに惚れ惚れとした。この結果なのだから奇妙に聞こえるかもしれない。ただ、素晴らしい試合を見せてくれて私自身は楽しかったと思っている」

 バイエルンは敵地で背負った3点のビハインドをひっくり返すことができるのか。逆転を狙うセカンドレグは19日にホーム『フースバル・アレーナ・ミュンヘン』にて行われる。

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