ランパード暫定監督、愛弟子マウントの復活に期待「重要な選手だ」

 チェルシーの暫定監督に就任したフランク・ランパード氏が、同クラブに所属するイングランド代表MFメイソン・マウントに言及した。6日、クラブ公式サイトが伝えている。

 現在24歳のマウントは6歳でチェルシーのU-9チームに加入した下部組織出身選手で、フィテッセやダービー・カウンティへの期限付き移籍を経て、2019年8月にトップチームデビューを果たした。以降中心選手として活躍し、ここまで公式戦通算192試合出場で33ゴール37アシストを記録している。

 現行契約が2024年6月30日までとなっていることからチェルシーはマウントとの契約延長を望んでいるものの、ここまで新契約締結には至らず。現在は同選手の意向もあり、交渉は中断中でシーズン終了後に再開される予定となっているが、今夏に退団する可能性も浮上している。

 そんなマウントは負傷の影響で3月上旬から欠場を余儀なくされ、4月1日のアストン・ヴィラ戦からベンチ入りメンバーに含まれているものの、出場機会は訪れていない。就任後初となる記者会見でダービー・カウンティ時代からの愛弟子であるマウントについて聞かれたランパード暫定監督は、詳しいことはまだよく知らないとしながら、同選手がすぐに復帰して活躍することを願っていることを強調した。

「メイソンはダービーでの日々から、ここに戻ってきた時も私にとっては常に素晴らしい選手だった。彼やリース・ジェームズ、タミー・アブラハム、フィカヨ・トモリといった当時指導していた選手たちが、ここや他の場所で成長した選手になっていくのを見るのは本当に喜ばしいことだ」

「メイソンに関してはいくつか軽いケガの問題を抱えていたことは知っている。私にとって重要なことは彼と話をして彼がどういうコンディションであるのかを知ることだが、彼から何が得られるかについては知っている。だから、私はただ彼がピッチで活躍する姿を見たいだけだ。私たちはいい関係を築いているからたくさん話をすることになると思う。彼はチェルシーにとって重要な選手だと思うし、ここにいる間はずっとそうだった」

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