sumika、約1ヶ月ぶりラジオ出演 故・黒田隼之介さんへの思い語る

【モデルプレス=2023/04/04】ロックバンド・sumikaが4月3日、ナビゲーターを務めるラジオ番組「SPARK」(J-WAVE/毎週月曜24時~)に出演。2月23日にギター/コーラスの黒田隼之介さんが亡くなったことを受け、メンバー3人が心境を語った。

【写真】sumika、急死の黒田隼之介さんへの思い語る

◆sumika、約1ヶ月ぶりレギュラーラジオ出演 思い語る

同番組に、2月20日以来の出演となったsumika。

番組冒頭では、片岡健太(ボーカル/ギター)が「今日は我々sumikaが、久々に喋らせていただきます」と切り出し、「およそ1ヶ月ぶりなんですけども、その間ですね。愛のある構成で番組を作ってくれたJ-WAVE、そして『SPARK』チームの皆さん、あとは代打でDJをやってくれたSUPER BEAVERとマカロニえんぴつのみんな。本当にありがとうございます」と挨拶。

「改めてになるんですけども。2023年の2月23日に、sumikaのギター/コーラス・黒田隼之介が永眠しました」と報告し、「これを話して。こうやって言葉にしても全然現実感がないんですけど。ないんだろうな、きっとこれからも、と思うんだよね。現実だなって思う日は来ないような気がしていて。悲しいし、寂しいし、っていうことが薄れることはない」と黒田さんへの思いを語った。

また、片岡は「俺が駄々をこねて隼之介が帰って来るなら、いくらでも駄々をこねるんだけど、隼之介がいないことは事実であって。それは受け入れた」と続け、黒田さんについて「最高のギタリストであり、最高の作曲者であり、最強の作詞家。一緒に歌詞を書いてくれるパートナーであり、最高のミュージシャンであり、そして最高のメンバーであり、最高の友達であるということは、ずっと変わらない。俺は、それが最高だったなっていう風に振り返ることができる日が来ると信じています」とコメント。

「今は正直、土砂降りの大雨が降りしきる中なので、なかなか考えられないなっていう気でいた」とも語り、「大雨が降りしきる中から一歩外に踏み出して、また晴れたり、暖かい場所に行けたら、隼之介と一緒に過ごしてきたよく晴れた日だったり、すごかったなって日とか、あんなことあったなっていう日をすごくポジティブな気持ちで振り返れるんじゃないか」と話すと、「すごく大好きなメンバーも目の前にいるし、大好きなスタッフチームもいるし、ゲストメンバーもいるし、そしてsumikaの音楽を聞いてくれる方がいる。そこを全部目隠しして、見ないで生きたくない。俺はみんなの顔を見ながら年を重ねていきたいと思っているので、ともに晴れた場所に行くために歩いていきたいと思っております」と伝えた。

◆荒井智之「どうしても心まで入ってこない」

そして荒井智之(ドラム/コーラス)は、「俺も頭では理解しようとしてるけど、どうしても心まで入ってこない」と語り、「正直今でも綺麗さっぱり整理がついたわけではないといえばないけれど、だからといって立ち止まっていたりとか、ずっと部屋にこもっているだけじゃ何も変わらないし。どんどん悲しくなっていくだけ」と思いを吐露。

「音楽を鳴らす過程で、たぶん色々と思い出すことや感じることもたくさんあると思う。そういうところで色々な実感があって、隼ちゃんがいなくて悲しいって場面もたくさんあると思う。でも逆に、『隼ちゃんとこんなことをやったな』って思い出して、楽しくなる場面もあるんじゃないかと思っていて。どちらにせよ、動いていくことによって隼ちゃんのことをまた身近に感じつつ、それを繰り返していくことが、たぶんいつの日か心の整理に繋がると思う。今はたくさん泣いて、たくさん笑って進んで行きたい」と前向きにコメントした。

◆小川貴之「一生分泣いたんじゃないかなっていう日々を過ごしていた」

さらに小川貴之(キーボード/コーラス)は、「俺も信じたくても信じられない。受け入れたくても受け入れられないみたい。それを何周もやってきて、一生分泣いたんじゃないかなっていう日々を過ごしていた」とこの1ヶ月を回顧しつつ、「みんなと色々話したりして、結局これからどうしていくかというところで、色々自分の心だったりとかが整理できていくのかなと思っています」とコメント。

「可能であれば、俺はこの大好きなメンバーと、大好きなチームと、そして応援してくださっているみんなのもとで、sumikaとして音楽をやっていきたい。可能であれば、1曲でも多く曲を残していきたい」「今まで荒井さんがドラムを叩いて、片岡さんが歌って、隼ちゃんがギターを弾いて、俺がピアノを弾くっていう姿を想像しながら曲を作ってきていたし、きっとこれからもそういう頭に音を鳴らしながら、イメージして作る」と語り、「その中で現実とのギャップで泣いちゃったり、辛いタイミングもあるかもしれない」と吐露しながらも、「それが前を向くことなのかなと思っています」と伝えた。

◆片岡健太、ファンへ向けて「あなたのペースで良い」

最後に片岡は、荒井と小川のコメントを受けて「3人で歩いていくバランスみたいなものは正直わからないから、転ぶこともあるでしょう、きっと。誰だってそうだよ、きっと歩き始めは転ぶよ。私、声が出なくなったときとか、2015年に『バンドが終わった』って思った。でも、あのときと何が違うかって、声が出なくなったのは俺1人だったけど、この悲しみをみんなと共有できているっていうこと。これは大事にしていきたいなと思っているので、これからもsumikaをよろしくな」「あなたのペースで良いので」とファンへメッセージ。

1曲目に前向きな思いを歌うsumikaの楽曲『雨天決行』を選曲し、番組をスタートさせた。

◆sumika、4月から「再始動」

番組最後には、片岡が「今月から我々は再始動いたします。4月30日の『ARABAKI ROCK FEST.23』からライブ活動を再開します」と報告。

春フェスの出演に加え、5月14日に予定している10周年ライブ「Ten to Ten to 10」も予定通り行うと説明し「やると決めたからには、いいライブにするぞという気持ちでチャレンジしていきたい」と意気込んだ。(modelpress編集部)

情報:J-WAVE

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