韓国代表MFイ・ガンイン、今季限りでマジョルカ退団か…プレミアリーグ行きの可能性が浮上

 マジョルカに所属している韓国代表MFイ・ガンインについて、今季終了後にプレミアリーグに上陸する可能性が浮上している。移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏が2日に報じた。

 現在22歳のイ・ガンインはバレンシアの下部組織出身。2018年10月30日に行われたコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)エブロ戦でトップチームデビューを飾った。2021年夏にはフリートランスファーでマジョルカへと完全移籍。昨シーズンは途中出場も少なくなかったが、今季はハビエル・アギーレ監督からの信頼を勝ち獲っている。ラ・リーガ第27節終了時点で26試合に出場しているが、うち24試合がスタメンでの出場。3ゴール5アシストを記録しており、両WGやセカンドトップなどで起用され、マジョルカ攻撃陣の主力に君臨している。

 そんなイ・ガンインは、今シーズン限りでマジョルカを離れる可能性があるという。ロマーノ氏は今季終了後の夏の移籍市場でイ・ガンインがマジョルカを退団する可能性が高いと報じた上で、プレミアリーグの複数クラブが状況を追っていると伝えた。現時点で具体的なクラブ名は明かされていない。なお、今冬の移籍市場でもイ・ガンインには移籍の噂が浮上しており、当時スペインメディア『マルカ』はニューカッスルやアストン・ヴィラが興味を示していると報道。さらに、今季はチャンピオンシップ(イングランド2部)に身を置いているものの、首位を独走して来季のプレミアリーグ昇格に近付いているバーンリーも候補として名前が浮上していた。

 なお、イ・ガンインとマジョルカの現行契約は2025年夏まで残っている。データサイト『transfermarkt』によると、現在の市場価値は1500万ユーロ(約22億円)ほどの見込みだ。資金力が豊富なプレミアリーグのクラブにとっては決して困難な金額ではなく、ラ・リーガで予算規模が高くないマジョルカにとっては悪くない取引だとロマーノ氏も指摘している。

 果たして、今季終了後にイ・ガンインのプレミアリーグ挑戦は実現するのだろうか。今後の動向に注目が集まっている。

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