中部横断道の”空白地帯”長坂~八千穂 事業化の前段階で「静岡~高崎~新潟」新ルートなるか

事業化に向けて国の動きも高まっています。

事業化に必要な手続きが進行中

 国土交通省 関東地方整備局は2023年度の道路予算を発表。その中で、中部横断自動車道の未事業化区間である長坂IC(山梨県北杜市)~八千穂IC(長野県佐久穂町)約34kmについて、「都市計画・環境アセスメントを進めるための調査」としています。 中部横断道は、新東名と中央道を直結する区間が2021年8月に全通。のこる北側の区間である長坂~八千穂が開通すれば、中央道と上信越道が直結され、「静岡~高崎~長岡~新潟」という新たな縦のハイウェイルートが誕生することとなります。 中央道~上信越道のうち、北側の佐久小諸JCT~八千穂高原ICが2018年までに開通済み。そこからはなかなか事業化に至っていませんが、前年度から概略ルートをもとに、諸手続きに向けた調査が進められています。 その概略ルートは、長坂ICからいったん北東へのびたあと国道141号に沿って、清里~野辺山付近でJR小海線と出会い、そのまま並行して八千穂高原ICへつながります。途中のICは、箕輪・清里・野辺山・海ノ口・松原湖付近の計5か所で検討されています。 都市計画決定と環境アセスメントの手続きが完了すれば、いよいよ国の新規事業として採択するのを待つのみとなります。地元の観光協会や地域住民団体からも要望活動が続けられています。 この区間がNEXCO中日本の管理(有料)になるのか国の管理(無料)になるのかは、まだ決まっていません。開通済みの新東名~中央道でも北端・南端がNEXCO管理で、その間の区間は国管理と、まちまちです。上信越道側で先行開通済みの区間は、国の管理です。※一部修正しました(4月4日16時00分)。

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