畑岡奈紗は大会連覇に向けて首位と1打差で週末へ「メジャーの前に1つ勝てたら大きい」

<DIOインプラントLAオープン 2日目◇31日◇パロス・ベルデスGC(米カリフォルニア州)◇6447ヤード・パー71>

自身初の大会連覇をねらうディフェンディングチャンピオンは、好位置で週末へと進む。畑岡奈紗がボギーフリーの「66」でトータル9アンダーまで伸ばし、首位と1打差の3位で決勝ラウンド進出を決めた。
初日に安定していたショットは、この日も好調を維持。フェアウェイキープ率は100%で、パーオンは18ホール中16回を記録。「いい感じで振り切れているので、思い切ってできている」とショットでチャンスにつけ、続くパッティングもしっかりかみ合った。

インからスタートしてすぐの11番パー3で1.5メートルにつけてひとつ目のバーディ。13番の25ヤードも打ち下ろすパー3では「きょうの唯一のピンチ」とティショットがバンカーにつかまったが、2メートルにつけてナイスパーセーブ。その流れを切らさずに、続く14番パー5では2つ目のバーディを奪った。

後半1番、6番と伸ばして迎えた7番パー5では残り206ヤードから4番ユーティリティで2オンに成功するも、16メートルのイーグルトライから痛恨の3パットパー。8番もチャンスを決めきれずパーとしたが、最終9番では「きょうは打てなくてよれっとして切れていたところもあったので思いっきり打った」と強気のパットで6メートルを沈めて2日連続のバーディ締め。「天気が良くなってきて、風も穏やかだったので、5つくらいいきたいと思っていた」と話す通り、圧巻のプレーで首位の背中にピタリとついていった。

前年覇者とはいっても、コースは昨年開催地のウィルシャーCCではなく、雰囲気もガラリと変わるパロス・ベルデスGC。連覇については「頑張ります」とやや控えめな答えだが、「やっぱりメジャーの前に1つ勝てたら大きいと思うし、シーズンの早い段階で勝てると気持ち的にも楽になる」と、まもなく迎えるメジャーシーズンに向けても今大会の“勝利”が持つ意味は十分に大きい。

首位とは1打差だが、ホールアウトするまで気にしてはいなかった。「全然リーダーボードを見ていなかったので、自分のゴルフに集中できていたかなと思う」と、目の前の一打に向き合うことができた。「まだ半分なので、一日一日決勝ラウンドを頑張りたいです」と、自身初の大会連覇に向けて残り36ホールでさらにスコアを伸ばしていく。(文・笠井あかり)

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