「レンジでもいい練習はできるけど…」 古江彩佳はアウト9ホール×2の練習ラウンド!?

<DIOインプラントLAオープン 事前情報◇29日◇パロス・バルデスGC(米カリフォルニア州)◇6447ヤード・パー71>

先週のアリゾナ戦「LPGAドライブオン選手権」の最終日に「65」の大まくりで3位フィニッシュを決めた古江彩佳。1打及ばずプレーオフ進出を逃したが、その心は充実感に満たされていた。「最終日の悔やむところはなくて、悔やむなら初日や3日目とか。でもそんなに悔しさは残っていないです。あのコースに対応できたので、充実はしていたと思います」。4日間60台を並べ、そのうち2日間はボギーフリー。圧巻のゴルフだった。
そこから気持ちを切り替えて、迎えるのはロサンゼルス戦。先週の平らで硬いフェアウェイと速いグリーンとは打って変わって、今週はフェアウェイのアップダウンが激しく、グリーンもクセのあるポアナ芝だ。月曜日に会場入りをして「1日、2日は先週のコースの感覚が残っていて合わせるのが大変だった」と、これまでタフな連戦を幾度となくこなしている古江でもやや手こずった様子。それでも「3回ラウンドしたので感覚は戻ってきたかなと思います」と、開幕に合わせてしっかりと調整をすることができている。

そんな古江だが、練習ラウンドのスケジュールがちょっぴり面白い。元々は月曜日から火曜日までそれぞれ9ホールの練習ラウンドを行う予定で、月曜日にインコース、火曜日に1番からスタートしてアウトのハーフを予定通り終えた。だが、『18ホールを回りたくなった』。そして水曜日にプロアマ戦でインコースを回る予定だったことから、一度お昼休憩を挟んで、またしても1番からティオフして9ホールを回った。

まさかの、アウト9ホール×2=18ホールの練習ラウンド。「初めてかもしれないです(笑)」と、思いもよらなかった一日を笑いながら振り返る。18ホール回りたいと思った理由のひとつは“感覚”をつかみたかったから。「レンジもフラットでいい練習はできると思うんですけど、コースはアンジュレーションがあるのでその感覚を合わせたいのもありました」とその意図を語る。

“準備は万端?”と聞くと「はは(笑)」と笑顔を浮かべながら「いつもどおりの練習はできたかなと思います」と返ってきたのは、古江らしい自然体。日米合わせて3戦連続トップ3という好調を維持して迎えるタフなコースでの戦い。「調子がいい状態では来れていると思う。集中することが大事なのと、コースも違うので対応していきたい」。まずは目の前の一打に集中していく。(文・笠井あかり)

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